GyaOが「マルチソース・ストリーミング」技術を採用

Gyao、マルチソース配信技術で安定視聴を提供 – ユーザー層拡大へ期待 | ネット | マイコミジャーナル

USENは20日、同社運営の動画配信サービス「Gyao」において、一部動画の配信技術にOnion Networksが持つ「Autobahn」を採用すると発表した。複数サーバから同時配信を行なう”マルチソース・ストリーミング”を実現する技術で、ユーザ側の回線速度に問題ある場合でも安定的に動画を視聴できるようになる。

開発元はAutobahn – The Best Online Video Experiences。手作り感満載なサイトだが、autobahn自体はMLB.TVというメジャーリーグを放送するサイトで利用されている。

元ネットランナーの教えて君.netで紹介されるようなツールも公開している。「Autobahn」で動画ダウンロードを最大10倍に高速化 :教えて君.net

このautobahn技術、資料がないので良く分からない。基本的に複数のTCPセッションを張るから速くなるよ的な技術のように見える。マルチソースとしていることから、複数のサーバとTCPセッション(HTTP)を張って、TCP的に帯域全部を使えるようにやるぜ!な技術なのだろうと推測する。使っていないので分からないが、おそらく、動画を10ピースに分けて、順次10セッション位を張って、受信クライアント側で受信ウィンドウを制御して、動画の先の方を高帯域、後の方を低帯域でダウンロードできるようにする技術なのではなかろうか。

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今年はHDTV配信元年になるらしい

「今年はHDTV配信元年になる」,アカマイがSilverlightとFlashを使う動画配信のサポートを強化:ITpro

HDTV配信元年はともかく、最近、海外サービスの画像の読み込み速度でこのデータ絶対海渡ってないだろ的に異常に早いものがあって、よくよく調べてみるとCDN使ってるジャンという事例が結構あるかも、と思い始めている。

で、HDTVについては720p程度だったら表示できるディスプレイも多いだろうし、STB配ってしまえばデジタルテレビで表示できるから確かに出来るなぁと思う。

このサービスの面白いところは、HDTVのこの手の話題をすると必ず出てくるNGNを利用しないでHDTVの安定供給を目指しているところ。あとFlashだけでなく、SliverLightにも対応している点。

SmoothHDというサイトでサービスを行っている。

この手のサービスを見つけたら、まず、日本と米国の双方からpingを打ってみる。

日本(埼玉の自宅)

$ ping www.smoothhd.com
PING www.smoothhd.com (210.155.101.205) 56(84) bytes of data.
64 bytes from a1107.b.akamai.net (210.155.101.205): icmp_seq=1 ttl=55 time=15.8 ms
64 bytes from a1107.b.akamai.net (210.155.101.205): icmp_seq=2 ttl=55 time=15.4 ms
64 bytes from a1107.b.akamai.net (210.155.101.205): icmp_seq=3 ttl=55 time=15.7 ms
64 bytes from a1107.b.akamai.net (210.155.101.205): icmp_seq=4 ttl=55 time=16.0 ms
64 bytes from a1107.b.akamai.net (210.155.101.205): icmp_seq=5 ttl=55 time=15.8 ms
64 bytes from a1107.b.akamai.net (210.155.101.205): icmp_seq=6 ttl=55 time=15.6 ms

— www.smoothhd.com ping statistics —
6 packets transmitted, 6 received, 0% packet loss, time 5000ms
rtt min/avg/max/mdev = 15.492/15.777/16.055/0.179 ms

米国fremont

$ ping www.smoothhd.com
PING a1107.b.akamai.net (72.247.247.146) 56(84) bytes of data.
64 bytes from a72-247-247-146.deploy.akamaitechnologies.com (72.247.247.146): icmp_seq=1 ttl=61 time=0.972 ms
64 bytes from a72-247-247-146.deploy.akamaitechnologies.com (72.247.247.146): icmp_seq=2 ttl=61 time=0.984 ms
64 bytes from a72-247-247-146.deploy.akamaitechnologies.com (72.247.247.146): icmp_seq=3 ttl=61 time=1.09 ms

日本(さくらインターネット)

$ ping www.smoothhd.com
PING a1107.b.akamai.net (60.254.185.83) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 60.254.185.83: icmp_seq=1 ttl=59 time=8.93 ms
64 bytes from 60.254.185.83: icmp_seq=2 ttl=59 time=8.47 ms

— a1107.b.akamai.net ping statistics —
2 packets transmitted, 2 received, 0% packet loss, time 999ms
rtt min/avg/max/mdev = 8.475/8.704/8.934/0.247 ms

この3つのデータから、それぞれ応答しているIPアドレスが異なること、応答時間が100msを超えていないことから、自宅からのアクセスが海を越えていないことが分かる。

判明した3つのIPアドレス。
自宅:210.155.101.205
米国:72.247.247.146
さくら:60.254.185.83

DNSでドメインからIPに変換する時点で、接続元のIPアドレスごとに応答するIPアドレスを変えているのだなぁと想像できる。

このIPアドレスたちに直接http通信しても面白い。

このうち、自宅で取得できたIPアドレスに対して逆引きを行うと、

$ dig -x 210.155.101.205

; < <>> DiG 9.3.4-P1 < <>> -x 210.155.101.205
;; global options: printcmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER< <- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 31869 ;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 0 ;; QUESTION SECTION: ;205.101.155.210.in-addr.arpa. IN PTR ;; ANSWER SECTION: 205.101.155.210.in-addr.arpa. 3600 IN PTR VV043000140128101155210077.gwrev.kddi.ne.jp.

という結果が返ってくる。

自宅のISPがKDDIなのだけれども、akamaiさんの方でKDDIの中のアドレス貰ってCDNやってるのね、ということがなんとな〜く分かる。

他のIPアドレスを逆引きしても*.deploy.akamaitechnologies.com系の結果が返ってくる。このIPアドレスはレンタルサーバからアクセスしたからだと考えられる。つまり、ある特定のISP以下に存在しているユーザーに対して、ISPごとにアドレスを貰ってCDNシステムを構築しているのだろうと想像できるからだ。

つまりISPに所属していないだろうユーザーに対してはとりあえずのサーバに接続させているのだろう。

もし、DNS逆引きの知識がある方、出来る方はwww.smoothhd.comからDNSでIPアドレスを取得して、その取得したIPアドレスに対してDNS逆引きを行ってみて欲しい。予想が正しければ、ISP管轄下のIPアドレスが出てくるかもしれない。

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USBポート内蔵のエレクトリックギター

BEHRINGER ( ベリンガー ) iAXE393 USB GUITAR 【サウンドハウス】

14,800円(税込)

ギターから音がUSBに乗ってPCへ、PCでギターアンプシミュレーターを通して、ギターに音が返ってくる、まさにネットワークなギター。

知ってる方が買っていたので、ちょっと興味がある。

USBを無線で飛ばすものと一緒に使ったら、どうなるのだろう。

で、色々調べてみると、Samick Japanの方が良いらしい?ウルトラローレーテンシー(1ms)が本当なのか気になる。出た当時に体験版で触って気に入っていたAmplitubeが付属するので、こちらの方が良さそう。

といっても、触る暇がないから、買わないかな。研究材料には面白そうだが…

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アフィリウェア

100円でソフトウェア(携帯アプリやiPhoneアプリ)が売れる時代。

ビールウェア=作者に会ったらビールを奢れ

メールウェア=メール送れ

ポストカードウェア=絵葉書送れ

カンパウェア=カンパしろ

と、ここまで対価を支払う方法について考える。

お、100円アプリよりも買った人のためになるのって、アマゾンのアフィリエイトじゃね?ということで、アフィリウェアというものを思いついた。ソフトウェア使って気に入ったらアフィリエイトで何か買う。

調べてみたら、既に考えている人がいた。しかも規約違反か。残念。

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派遣と正社員問題について

正社員と同じ仕事をしているのに給料が少ない…と派遣さんがよく言っているのをテレビで見る。給料に不満があるのなら契約しなければいいのに!、と思うのは社会の本当の厳しさを知らないからですね、はい。

で、派遣さんの切りの問題が上がっているが、この問題を解決するためにはいくつか方法がある。

?派遣さんを切らないで無理やり雇う。
?派遣さんを雇う代わりに正社員が給料を下げる。
?派遣さんを切る。

?は会社が潰れてしまう可能性大。フローがやばくてストックが尽きる。

?は正社員は不満だけど派遣はギリ幸せ。理解が重要。正社員市場の給料水準が全体的に落ちる。

?は派遣さんさようなら。

で、現実的なのは?.「ワークシェアリングもあり得る」経団連・御手洗会長 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

逆に考えれば、今まで正社員の給料が高すぎたんじゃないか、と、想像してしまう。つまり、それほど価値を創出できていない(人が存在した)のに給料水準が世界的に高かったんじゃないか、と。

成果報酬型はボロクソで、年功序列型に負けた感が強い。が、実は成果報酬型で下がった給料こそが本当の労働価値で、年功序列方式で貰っていた給料は水準より高すぎたのではないかな、と。

で、あれば、少し謙虚な、生活が必要なのかな、と思ってしまうわけで。今後はぜいたく品がヤバイのではないのか、と思ってしまうわけで。

安くて面白いものの時代じゃないかと。そんなもんあるのか知らないけれど。

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渡辺喜美氏のような反論者が組織内に出没した場合

トップの判断としては、判断に従わないのであれば、統率が取れないのだから、出て行ってもらうしかない。彼が信念を貫くべき場所は別にあるのだろうし、それが正しいと思う人が居れば支援するだろう。同じ組織に居て共倒れするよりも、組織として分かれて信念を貫いたほうがお互いに幸せになれる。

もし自分が反乱者側の立場だったら。組織を内部から変革できるか、組織を捨てて外部で信念を貫くかを天秤にかける。その組織の文化、内部の人材の能力の本当の方向性、やるべきことが自分の信念だというのなら組織内から変える。その組織の文化がやろうとしている事と合わない、変わらない、別の組織で別の可能性を論じるべきだというのなら出る。

この話とは少し別で、自民党は面白い作りをした文化の党だ。”別の考えを持つ人間”が集まり、妥協して、”政権を担う”政党だと、自分では考えている。本来的には、別の考えを持つのであれば、別の党で、と考えるところを”まずは政権を取る”ことを優先する面白い考え方をしている。

よくよく考えてみれば、日本的な組織と言うのは、渡辺氏のように反対意見を強硬に述べて明確に反対するのではなく、物静かに……反対だがっ….今はその時ではないっ…….いつか….やつが失敗したときに…….のし上がるっ…的な自民党的なモノが結構あるのかなーと、思わせてくれた。

明確なリーダーが居ない場合は、そんな風なローテーションやるのがいいのかなっと。

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無線+写真サービスの意外な共通点

Eye-Fi創立者に聞く–無線LAN内蔵SD型カードの誕生と未来:インタビュー – CNET Japan

無線LAN経由で画像をアップロードできるSDカードが国内で発売の開発者が、なぜ製品を開発したのかを問われて答える。

まず、アイデアとビジョンは2004年に思いついて、2005年に会社を立ち上げました。アイデアは、結婚式で思いつきました。私のではなくて、友達の結婚式です(笑)。

 たくさん友達が集まって写真を撮っていたのですが、結婚式が終わったあと、だれもその写真を共有してくれなかったのです。私たちのグループには、ITベンチャー、技術者やカメラマンがいました。なにかいいソリューションができるのではないかと思ったのです。

さらにこちらは携帯電話からWebサイトにアップロードしてスライドショーすることができるサービスの開発者ひとりで作るネットサービス:【番外編】学生時代の開発チーム3人が再集結――撮った画像がスライドショーになる「Smillie!」 (1/3) – ITmedia Biz.ID

「嫁が自分の(結婚式で使う)ためにネットサービスを作ったっていうのはなんか嫌で」。閑歳さんはそう笑う。ケータイからアップした写真がその場ですぐにスライドショーになる「Smillie!(スマイリー)」は最初、自分の結婚式で使うつもりだった。

 「一軒の邸宅を借り切って行う、いわゆるハウスウエディングという形式だったので、立食形式でもワイワイみんなが楽しめるものが作りたくて。ケータイで撮った写真がアップされていく様子を、プロジェクターでスライドショーのように映したら楽しいかな、と思いついたのがきっかけです」。

どんだけ急いでスライドショーしたいんだよ!、と。

思ったが、リアルタイムにコンテンツを生成してその場で楽しませる、というアイディアは面白いかもしれない。

前者の記事では「携帯電話について脅威と思うか?」という質問に答えており、後者の記事との比較が面白い。

携帯電話によって、確かに写真を撮るという行為は多くの人ができるようになったのですが、その中でも30%〜40%の人はもっといい機材でいい写真を撮りたいと変化していくと考えています。

どうだろうか。だけれども、今までは無線で写真を配りやすくする文化がなかった。無線で写真が配りやすくなれば、おのずと自分の写真を他人が見るのだから、写真のクオリティを気にするかもしれない。クオリティが気になってくる、スライドショーや配る用途があるとすれば、高価なカメラを購入するかもしれない。

まとめとしては写真を撮りながら、その瞬間に面白いものを作ってしまうシステムの2つ。写真に限らず、様々な情報、例えば音声や文字などを検討していけば、何かいいアイディアが出てきそうだ。

# 開発動機に利用シーンは重要なんだなぁ、と。

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