マクロミルのiPad利用実態調査によると、1位Webサイト閲覧88.0%、2位電子書籍を読む73.7%、3位メール65.3だったらしい。電子機器と日常の行動のふれあいパターンで触れた、「動画」「ゲーム」「ブラウジング」「電子書籍」というものは、調査の1位〜5位までの利用実態と等しく、約半数の方々が体験しているものと同じだった。
タブレット型デバイスの楽しみ方はこんなものなのだろうか。
マクロミルのiPad利用実態調査によると、1位Webサイト閲覧88.0%、2位電子書籍を読む73.7%、3位メール65.3だったらしい。電子機器と日常の行動のふれあいパターンで触れた、「動画」「ゲーム」「ブラウジング」「電子書籍」というものは、調査の1位〜5位までの利用実態と等しく、約半数の方々が体験しているものと同じだった。
タブレット型デバイスの楽しみ方はこんなものなのだろうか。
タブレット型の電子機器に大きな期待を持っていた。が、それほど生活が変わっている印象がない。使い方のアイディアが悪いのか、用途を明確に決定せずに購入したのがまずかったのか。
そこで、自身の生活と電子機器とのかかわりのある部分について、思い返すことで、本当に生活は変わっていないのか確認したい。基本的にタブレット型デバイスは持ち運びせずに自宅で利用している。
自身の外出時の活動を振り返ると、ほとんどPCや電子機器を使う用途がなく、紙とペン・本があれば十分のようだ。それに対して自宅における活動ではかなりの部分をPCに依存しているが、iPad・PS3などの機器も利用しているようだ。タブレット型デバイス(iPad)を利用している動画、ゲーム、ブラウザ(Web)、電子書籍の部分について考えてみると面白いかもしれない。
個人的に動画は座してみることが多く、ソファーに寝て見たり、布団で見たり、トイレで見たりすることはない。そのため、動画にタブレット型デバイスを利用することはほとんどない。それはPSPについても同じく。PS3を利用しているのは、PCのマシンパワーを動画再生に使いたくないため、friioからPS3にリアルタイムで出力できたため。ちなみにPSPからPS3にリモートでログインして、無線LAN経由(PS3は無線LANアクセスポイントの機能を有しており、PSPがぶら下がることができる)でfriio(地デジ)をリアルタイムに見ることができる。MPEG-2 TSの動画をPSPで見られるようにするPS3のパワーには脱帽した。ただし。
PS3をゲーム機として利用することはほとんどない。興味のあるものがない。それに対してiPadは、タワーディフェンス系の4,5分で決着がつくような簡単なものがあり、PC起動中の余計な時間を利用することがある。重いゲームはしない。
楽器系のiPadアプリはすぐに飽きた。
意外だったのがブラウジングで、かなりの頻度でiPadを使う。もちろん、PCの方が閲覧しやすい。自身の使い方としては、Webは読むだけで発言しない、というものなので、iPadで文字入力することはほとんど無い。よく利用するサイトをホームに登録して、主に技術系のニュースサイト(日経BPあたり)を巡回する。この使い勝手はかなり良い。この体験から、Chrome OSやiPad以外のタブレット型デバイスはブラウザさえあれば他に何もいらないのではないのか、という思いがある。
また製品ページの仕様について家人と議論する用途にもよく使った。
基本的にPCでは電子書籍は見ない。iPadの場合、見ることがある。特にYahooコミックはPCとiPad向けの両方サービスを行っているが、PC版は利用する気になれないのに対してiPad版は利用する気持ちになる。このiPad版アプリは使い勝手が悪い。それでも使う。優先度は低い。iPadを起動してニュースサイトを巡回し終わって、小時間が空いたら、じゃぁ見てみるか程度のものだが、それでもクリック数回で見ることが出来るのは優位だ。無料期間で見ることができた産経新聞も、意外と面白い論調であることが分かったのは収穫だった。
仕様書や開発設計書などを入れて読むのもまた、時間ができたときはよい。打ち合わせのときにも、入れておけば重用しそうだが、紛失したら大変そうだ。それは紙の資料でも同じことなので注意が必要かもしれない。
個人的に重宝しているのはWebブラウジングのためのデバイスとしてであり、予想外に使っているのは無料系の電子書籍サービスだ。特にPCでは数手順かかるので面倒だな、と思うようなサンプルも、iPadでは簡単にダウンロードできるので抵抗が少ない。最近はタブレットデバイス向けの電子書籍には失望していたが、意外とあるな、と感じるものがあった。
しかし、アプリ配布の電子書籍は、デバイスで相互利用はできないし、Appleの審査を必要とする。それを踏まえて、Webブラウザ(iOSのためにはHTML5だろうか…)で気軽に電子書籍が見られるようになれば、かなり面白いことになるのではないか。思えば、前述した日常の作業の動画、音楽…などは全てブラウザで処理可能な分野だ。現時点では性能の問題でiOSアプリとして動作しなければならないが、今後の進化次第ではWebアプリケーション体験も変わるのかもしれない。
以上の結果を踏まえて、2,3万で画面が10インチあってHTML5対応ブラウザのみがサクサク利用できる端末が将来的に出てくれば、うれしいのだなぁ、と考えるところの思考となった。
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という文章を書くために1時間を費やすのはどうなんだろう。
1ヶ月前に体重計とネットワークと計測美を考え、結果的にWiFi Body Scaleを買ったほうがよいだろうという結論を出しつつも、Amazonに売っている50g単位で計れる格安な体重計を買ったという顛末を迎えた体重計の一検討。
今宵の進展はデータの記入方法について。
OpenOffice Calcによるデータ記入は芸が無いが、だからといってrailsで自前の体重サイトを作るほどの執念は無い。そこで、流行のAjax、Google Docsのスプレッドシート(表計算)にて、体重を記入することに決めた。どのPCからでも、ブラウザさえあれば更新が行える便利さと、簡易的ながらもグラフを描画できる機能が気に入ったからだ。
使い込んでいった結果、新たな境地に達した。Google Docsの表計算にはフォーム(アンケートフォーム)という機能があるが、これを利用することだ。フォームを使うと簡単にWeb上でアンケートを作成できる。その結果は表計算のシートに1行ずつ収納される。フォームに投稿があった場合にメールを飛ばすようにすれば、簡単なWebサイトの「お問い合わせ」としても利用できる。
フォームの利点は、Ajaxではない簡単なHTMLフォームで構成されることだ。それはつまり、通常のPCでも、iPadでも、PSPでも、携帯電話でも、簡単なHTMLに対応する機器であれば、何でも対応する。
フォームの作成はPC上で行う。Ajaxばりばりの作成画面だ。慣れれば簡単に質問が作成できる。ガッテン流の言い訳欄も準備。運動する人は運動欄があってもいいかも。
質問が完成したら、フォームに回答する。フォームには何度でも回答できる。フォームのアドレスを携帯電話やPSPのお気に入りに入れておく。
フォームの回答には、自動的に日付がつく。B列に対してグラフを自動作成するようにする。これで完成だ!
さらに、作成した表、グラフはブラウザ環境で簡単に見ることができる。特にグラフについては、単純な画像なので、色々と流用が可能だ。体重を誇示したい人はブログのサイドにブログパーツと一緒に並べよう。
公開HTMLの例
公開HTMLのURL
公開スプレッドシートの例
公開グラフの画像の例
iPadのGoodReaderというソフトを利用すると、Google Docs APIにアクセスできる。つまり簡単に体重xlsをダウンロード可能だ。しかしグラフは描画してくれない。iPadを使って体重を自慢したい人には残念な結果だ。”公開グラフの画像の例”にある画像をブラウザで見せて我慢しよう。(他人の体重など見たくは無いが…)
格安で軽量な50g単位の体重計、どこでも記入できるシートの2つが揃う。こんなにうれしいことはない。とりあえず計るだけの環境は整ったので、計るだけ計ってみようと思う。ダイエット的な積極な動作はしないで、気軽に計ってみたい。
興味深いのは測定し始めて、下がりトレンドを見せている点だ。また、急激に下がったような日もあるが、すぐに戻る。これがリバウンドというものであり、一気にダイエットを行ってもリバウンドによって効果が無くなるといわれているものだ。この手のダイエットは1日50g〜100gの減量を行うことに注力し、細かな数字のゆれは気にしないことが良いとされている。このグラフの表すトレンドと、生活の関連性を深く考え、分析していくことが、食の快楽の代用たる知の喜びに変化していく…ということが計るだけダイエットのコンセプトと受け止めている。
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大事な注意点として述べなければならない。例にある体重は架空のもので、執筆者と何ら関わりの無いように見える、ということだ。それは妄想の世界の産物だ。
E3でニンテンドー3DSの発表が行われ、様々な情報が出てきた。
3DSは、既存のDSと同じように2画面を持ち、DSとのソフトの互換性を有する。上部の画面のみが3Dであり、下部の画面のみがタッチパネルである。その理由は上部の画面がタッチパネルだと、画面が汚れてしまうので3Dとの相性が悪いから、とのこと。裸眼3Dへの対応は、既存の3D眼鏡からの脱却であり新たな体験、と称していた。また以前に設立したproject soraは、3DSの1タイトルのためのみの存在であったことが明かされた。何よりも3DSの展示品を見て、驚いているお客さんを見ると、これがモノが売れるための”驚き”や”わぁ”という心なんだろうな、と思わされる。
Wiiのタイトルも、画面を見る限り、よく頑張って作っているものが多い。任天堂らしいキメの細やかな作りを見ることができる。
何よりも携帯機で3Dを提供する、という方法が良い。据え置き機で3Dを提供しても、対戦をしようとしても各人が3D眼鏡を買わなければならない。任天堂ゲーム機はパーティゲームに重きを置いているので、複数人で遊べる環境かどうかが重要だ。3D対応テレビを買い揃える必要もある。何より、ゲームをプレイしている同士が3D眼鏡をしているのを見ると格好悪い。その点、携帯ゲーム機であれば、各人が自分の画面で3Dを楽しめる。3Dの画面を外に持ち出せる。3Dカメラも搭載しているので、3D画像の写真を撮って、誰かに見せる楽しみもある。据え置き機で3Dを目指している連中よりも一枚も二枚も上手である。
昨今iPhoneやiPadがゲームの世界で任天堂よりも存在感を持つ可能性について各方面で示唆されているが、この任天堂の様子を見ていると杞憂のようだ。なぜなら任天堂の強みはハードサプライヤーでありならが、自らもソフトプロバイダーであり、そしてもっとも売れる作品を作れるのが自身であることだからだ。彼らはどんなテーマもゲームとして面白くするエッセンスを知っている。例えば最近は”お絵かき”をテーマにした絵心教室DSというソフトが発売されたが、その動画が面白い。お絵かきのチュートリアルを”より分かりやすく楽しく短時間に”する方法に重きが置かれている。絵のほうも”割と本格的に”書くことができる。
彼らの、”我々は1ソフトメーカーであり面白いゲームソフトを作るためにハードを作っている、ゲームソフトが作れなければ任天堂ではない”、という姿勢そのものが携帯ゲーム機の売上に貢献している。3rdの開発陣が忙殺、もしくはポリシーのためか任天堂の作り方を勉強しきれていない点が悩みどころかのかもしれない。
iPhone組には任天堂がいない。iPhoneでどのようなゲームを作るべきかはApple自身が指針を見せることなく、完全に3rdに任せている。そのため、タッチパネルやセンサーを生かしきった面白いゲームとは何か?、の点で追求し切れていないような感がある。操作系も各ゲームメーカーは試行錯誤している状態で、全てが使いやすいと云える状況ではない。ゲームは登場し続けるだろうが、PC向けFlashゲーム以上の体験を与えてくれることはないだろうと思っている。
そういった状況を見ていると、3Dによる新たな世界観を提供するニンテンドー3DSのゲーム機としての価値は揺らがない。が、3Dになると、こんな新しい楽しみ方があるんですよ、という工夫が今のところ見えにくいし、カジュアル層に売れるようなアピールポイントが見えない、というところが不安。でも発売日にはそういった懸念が払拭されるようなものが出てくるんだろうなー、と、思いながらPSP2を待ち続ける日々であります。
消費の波が止まらない。特に格安という言葉は魅惑的だ。
2007年の格安PCといえばHP(ヒューレットパッカード)のML115G1(1万ちょい)、昨年2009年の格安PCといえばNECのExpress5800 S70/FL(1.5k)、この二つを過去にそれぞれ1つと2つ購入して、今、様々な場所で活躍している。これらの格安PCは昔から使い続けてきたPCよりもよく働いてくれている。
SC440、ML115G1、ML115G5、Express5800 S70/FL…これらの格安PCには価格以上の性能がある。
そして2010年を代表する格安PCは、富士通のTX100 S1(2万弱)だ。このPCのポイントは「静音」と「デュアルコアCPU」だ。ML115G1で体験した排気音はなかなか大変で、同じ部屋で眠れるものではなかった。そのためML115ではファンの交換などの改造が流行った。それよりも静かだったのがExpress5800 S70/FLであり、ML115以降のおすすめの格安PCだった。しかし時代の変遷とともに、CPUのパワーが(S70のCeleron 440では)足りなくなってきた。
そこで登場したのが、Pentium Dual-Core E5400を搭載して、かつ静音であるTX100 S1だ。実際に起動させてみたところ、確かに静か。カンに障るような高周波の音を出さず、低音で静かにそこにある。その理由は、CPUファンを搭載しておらず、巨大なヒートシンクを装備しており、そのヒートシンクの熱を排気ファンで排出する機構を持っているためだ。そのデメリットとして、マザーボードの換装は注意が必要だ。無理かもしれない。またサウンド機能がなく、グラフィック性能は貧弱だ。そのため普段使いのPCとするにはサウンド機能を追加し、グラフィックカードを使いする必要がありそうだ。
ML115やS70のCPUをそのまま使い続けてきた。その身からすると、Pentium Dual-Core E5400のスピードには十分満足している。サーバ機としては大満足だ。満足できなくなったら同じソケットのCore2Duo Q9400あたりに換装するといいと考えている。
またS-ATAケーブルが始めから4本付属しているなど、嬉しいサプライズもあった。ないと困るんだ、これが。
ガッテン流の体重測定では、体重計の選択ポイントとして「デジタルの体重計を利用すること」と「50g単位で測定できる体重計を利用すること」の2点が挙げられていた(ように思う)。Amazonで調べてみたところ、BS-221が3,343円、BS-113が2,456円で販売されていた。通常の体重計を買うよりも割安感を感じたので、双方ともに購入して見ることにした。安価な製品なので精度の点で不安があるが、2つ買えば双方利用して確認することができると考えた。
BS-221は、体重以外にも体脂肪を測定する電極、デジタル表示部を見やすくするランプなどの機能を有している。それに対してBS-113は体重を計るのみしか出来ないし、表示部を照らすランプもない。また測定時の電源の入れ方の違いが有り、BS-221は本体中央部にあるボタンを押すことで電源が入るが、BS-113は足で「ノック」することで電源が入る。また電池の本数がBS-221では4本必要だが、BS-113は2本のみで済む。
これらの体重計はサイズがかなり小さく、また重量も軽い。iPadよりも”少し軽い”程度だ。よって、iPadを持ち歩ける筋力があるのなら、体重計をも旅行に連れて歩けるほどの軽さだ。体重測定による健康管理は旅行による中断があってはならないので、重宝することだろう。またデザインは既存の体重計に比して洗練されており、そこらへんに転がっていても残念感がない。
残念なところは、とても小さいので乗るのが大変だ、という点だ。19cm×22cm程度しかないため、表示部のすぐそこに足をおくようにしないとバランスよく乗れない。たまに足で表示部を隠してしまうこともある。
個人的には体脂肪には興味がなく、またLEDランプがなくとも読めるので、2,456円であるBS-113がおすすめだ。光量の足りない場所や目の悪い人が利用する場合は、ランプつきのBS-221の方が良いかもしれない。
どちらも、Googleが提供する無償のOSである。Androidは今やiPhone対抗の携帯電話OSとして利用されている。Chrome OSを搭載した製品は出荷されていない。この2つのOSのx86アーキテクチャデバイスへの適用を考えてみる。
この2つのOSの共通点は、どちらもChromeブラウザを搭載し、x86アーキテクチャで動作する点だ。つまり、ブラウジング環境としては、期待するところはほぼ同等である。
相違点は、AndroidがJavaを起点としたUIを提供してスタンドアロンアプリケーションの搭載も認めていること、それに対してChromeOSはブラウザのみの体験にとどめていることである。普通に考えると、機能性はAndroid>Chrome OSであり、Chrome OSで出来ることは全て出来るはずである。
それではChrome OSに面白みがないのでほかに何かないのか調べてみたところ、
Googleが年内の投入予定の「Chrome OS」は、Webアプリの利用がメインの“ネットオンリーOS”だが、同OSでデスクトップアプリケーションも利用できる機能が開発されているという。Googleの開発者によると、「Chromoting」と呼ばれるこの機能によって「Chrome OSはWebアプリのプラットフォームになるだけでなく、レガシーPCアプリケーションもブラウザ内で実行できるようになる」という。
Chrome OSでデスクトップアプリも使える?ような怪しい情報が見つかった。忘れよう。
となると、Chrome OSとAndroidの違いはJavaアプリケーションに対応するかしないか、くらいだろうか。そこでAndroidがJavaアプリケーションに対応した理由を考えてみると、HTML5のローカルアプリケーションのため技術は不完全で開発者も足りない・Webアプリケーションは通信断に弱く、また常駐するような動きも難しい?(未調査)・元々は組み込み向けデバイスを指向していたためJavascriptによるアプリケーションでは効率が悪いのでアプリケーションの速度パフォーマンスに響く、などであろうか。
Googleは、Webによる全てのアプリケーションの実現のようなものを目指しているのだろうか。そうでなければ、Chrome OSの目的は説明できないように思える。能力の高いデスクトップPCであれば、Chrome OSとHTML5によるローカルアプリケーションの関係は良好かもしれない。でもHTML5によるローカルアプリケーションなんて、あまり見ることはないし、進んで使おうともしないのも事実。
それでも、将来的にiPadのような端末でも、Androidのような端末でも、Chrome OSを搭載したPCでも、Windows搭載PCでも、ブラウザ上で同じアプリケーションが利用できる、ということが、かなりの価値を持つ未来が来るのだろうか。