なぜ自分の生活スタイルの構築にこだわるのか

飲み会?の席で、最近、何をしているのか問われて「生活スタイルを作っている」という意味不明な回答を行っている。

実際、掃除を中心に、生活スタイルの構築に注力している。

この生活スタイルの構築については、自分の生活スタイルの構築を通して、他者の生活スタイルの形がどうなっているのか知ること、また提案できることはないのか、という観点で物を見ることに役立っていると思う。その考えの前提には、「物・サービスを売ることは生活スタイルを提案することだ」という思想が根底にある。

かつて自分の購買といえばPC関連商品や音楽関連商品を秋葉原でまとめ買いすることがほとんどで、生活を形作るための製品、生活を豊かにするための製品を買うことがなかった。そうした偏りの中で得た知識は、他者の経験することのない価値のある知識だったが、それを生活に組み込んで利用する・提案するという観点に立った場合、いわゆる「普通の」生活を過ごしていないので、伝えることが困難であるという壁に突き当たる。

よって、どちらか側から歩み寄りが必要なのだが、こちら側から生活スタイルを普通に近づける努力をすることが肝要、と考えて実践している。

掃除ひとつとっても奥が深いし、想像していたより困難だった。そのような経験を通して、何か出来ることはないかという思案にふけることは思ったより豊かだ。

そして自分の生活スタイルが成り立ってこそ、他者の生活スタイルが見えてくるし、また他者の生活スタイルに干渉する物・サービスを作れるのではないか、とも思えてくる。

この発想とは逆に相手の生活スタイルに入って自分を確認することを「自分探しの旅」と称するのかもしれない。それはおそらく次の段階だ。

この自分の生活スタイルを形作る手法が正しいかどうかは検証中だが、チャレンジングで豊かなだけ楽しい。昔の日本人の独立して物を作る一家の手工業とは、そんなものだったんじゃなかろうか。

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