前回の掃除記事は作業部屋の整理・整頓・掃除におけるメカニズム解明の研究。
人間として最低限文化的な生活を堪能するために、人生で何度目か分からない掃除チャレンジを続けてきた。今回は出来そうな気がする。
今回は今までの掃除チャレンジの教訓として、「一気にやらない。」を大事にしてきた。一気に掃除をしようとすると、日々の生活や作業事項とバッティングし、それらが遂行できなくなってしまう。今回は、それらの生活を守りつつ、ゆるやかに掃除をしていくチャレンジを行った。この気づきは掃除タイマー作ったの「朝30分の掃除から儲かる会社に変わる」から得た。
部屋がある程度整ってくると、窓を開けることも出来るようになった。正直、人間として最低限の部屋でないと、窓すら開けられない。窓が開くと部屋の中で見知らぬ埃が飛んでいた。この時点でハタキが必要だという事実に気づかされた。掃除の基本は上から下だ。むしろ、窓を開けずに掃除機を使うと、苦しい。
花粉症のためマスクをつけていたのだが、それが良かった。
階段掃除では、少し大きめのハンディクリーナーが転がっていたのでそれを使った。非常にやりやすかった。掃除機も使い分けがあるのだな、と知った。
大きい普通の掃除機には、毛ブラシがついており、埃を上げながらそれを掃除機で吸い取るコンボが行えるようだ。昔、「スーパーはぼき」という製品があったが、あれに似ている。「スーパーはぼき」の場合、小銭などの小さい部品を掃除機で吸い取らない工夫がしてあるので楽だ。
モチベーションアップのために新しい掃除機を買おうと思っていたのだが、使っていくうちに今の掃除機で十分だと思えるようになってきた。問題ない。
机の上にPCとディスプレイが乗っているが、別の場所に収納できるようにして、毎日机を拭きやすいように・別の作業がやりやすいようにしたい。
今後の作業日程としては、以下の事項を考えている。
- 引き出しの中のカオスを整理する
- 部屋ごとに異なる掃除手法を極める
- 掃除しやすい生活作りを考える
- 有線LAN配線を全て無線LAN化する
- 机の上に何もおかないを完璧に行う
- サイクロンクリーナーを買う
- 掃除まとめを個人的に作る
整理整頓作業では、日常でよく使うもの、使わないもの、ずっと使わないものの見分けが重要になってくる。基本的に、これらの分類は人生経験がなければ勘で行うことはできないのではなかろうか。なかなか、難しい。
あと重要な気づきがあった点は、掃除者の視点は生活者の視点と違うことだ。生活者として気にならなかった場所に、埃がある。掃除者の視点だと良く見える。そして掃除者の視点を持つと、形の新しい面が見えてくる。加えて生活中に部屋を汚すようなイベントが発生すると、ちょっと待て、というためらいが出てくる。それが大事なのだな、といまさらながらに気づかされた。小中の学校教育で、掃除をやらされたのはそういうことだったのか、と。
掃除をやっていく中で、掃除は生活に余裕がないと(暇じゃないと)行われない、軽視されていくのだな、と感じた。そして、自分の今までの生活が最低限文化的な生活ではなかったことを思い知らされた。最低限文化的な生活スタイルのゼロからの構築は、当然のことを人に聞くのは恥ずかしいが、とても楽しい。