のだめカンタービレのアニメ版で気がついたこと

のだめカンタービレのアニメをたまたま見ているのだが、演奏の回だと2/3程度が音楽流して絵を見せてるだけなのね。

で、問題なのは、声部分だけなぜかノイズが入っている。アナログテレビ特有の高周波ノイズ。16kHzあたりの。BGMには問題がなく、声入れの時点でノイズが入ったのだと思われる。デジタル放送かつ液晶ディスプレイで見てなければ気づかなかったかもしれない。

昔、ギターやヴォーカルの音をレコーディングするとき、イコライザーのノッチフィルタで切り落としてたことを思い出した。金もなく液晶ディスプレイもなくCRTで音入れの作業してたので、CRTの電源を切るかイコライザーで切るしかなかった。特に声の場合はノッチフィルタで切るとやはり音に違和感が出るのでCRTの電源を切ることが多かった気がする。ギターの場合は歪ませるのであれば、歪ませる前のクリーンな音の時点で補正すれば気にならなかったような覚えがある。

今は液晶ディスプレイが安くで買えるのでいい時代になったなと思う。ちなみにノッチフィルタはnotch filterと書く。nochではない。

さらにスタジオにノートパソコンを持っていって録音したかったこともあった(ドラムの音だけはスタジオじゃないと無理)。が、それぞれのパートごとにラインを用意しなければならず、8トラ程度の入力を持つUSB機器がなく、さらに高かったので諦めた覚えがある。マイクも同数を用意しなければならなかったし。で、その後、RolandからFA-101という8トラ入力可能なFireWireの製品が出て画期的だと感動した覚えがある。

最近はどんな製品があるのかRolandのサイトを調べたら、代替わりをまったくしてなくてがっかりした。ということは、個人製作環境の音声マルチ入力機器のテクノロジは04年〜05年時点で、ある程度そろってしまったということになる。ちょっとつまんない。

さらにシンセサイザーの項を見ても、個人向けのライトな製品は軒並み生産終了かつ新製品でてなくて、MIDIは終わったと感じた。猿のように耳コピして再現してたあの時代はどうなったのだろうとさびしくなった。それが時の流れというものなのだろうか。SC-88ProとSC-8850を使っていた時代がなつかしい。

YAMAHAの方はMOTIF XSという新しいシリーズをリリースしているらしく欲しくなった。電子ドラムのDTXPRESSも世代が2つくらい進んだような気がする。

今の人たちは、MIDIの中身を見て勉強することも、エントリー級のシンセサイザーを触ることもできないので、音楽制作を始める人は大変だなと思う。逆にFlashとかWeb2.0プログラミングなんかへ人が流れているような気がする。ソフトシンセサイザーという手段もあるけれど、今、どれくらい使えるレベルなのかさっぱり分からない。どうなのだろう。

そんなことを、のだめカンタービレのノイズを聞きながら思った。

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のだめカンタービレのアニメ版で気がついたこと への1件のフィードバック

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