キムタク、言うと思った

livedoor ニュース – 「華麗なる一族」紅白超えフィナーレにて「華麗なる一族」へコメントしている。

「華麗なる一族」は血筋の邪悪さに翻弄される一族を描く。キムタクが演じる鉄平は純粋に製鉄のことを考える鉄鋼マン。しかし一族の怨念ともいうべき邪悪さにその道が阻まれる。実は鉄平こそがその邪悪さの原因となっていたことが分かる。鉄平は一族と戦うが、負ける。そこで鉄平はラストシーンにて、一族の邪悪さを自らの死を持って解除する。そのときの最後の台詞(遺書)が、

志を忘れたとき、栄光はすぐに終わりへ向かうだろう。
でも僕は、何故、明日の太陽を見ないのだろう。

で、朝日がガラスごしに見えるシーンにて終幕する。

正直、かなり印象的で、終幕したあと、このシーンの台詞が残る。というかこのシーンの言葉しか残らない。かなりネガティブになる。本作では、志を忘れた一族の保有する銀行も、結局は他行に吸収されてしまう。で、鉄平は志を忘れていないのに、明日の太陽を見ない。

で、キムタクがこの結末を許すかなーと思うと、そうじゃないよなー、と。彼は自分の行動がいかに社会に影響を与えるか知っているし、彼自身なら最後まであがくはず。んで、件のコメントの訳です。

 木村は「ご覧になってくださった皆さんに、感謝申し上げます。同時に、(主人公の)鉄平が最後に言いたかった“どんなことがあっても、明日の太陽を見てほしい”というメッセージを、前向きに皆さんにとらえていただければと思います」とコメントした。

彼はすごいと思う。自分が何者が分かっているし、フォローもしっかりしている。

久しぶりに最後まで期待して見れたドラマだった。

ちなみに全文はこうだったらしい。

人間はちっぽけな存在だ。自分を強く見せようとして、背伸びしては傷つき、その傷口を自分自身で広げてしまう。愚かで弱い生き物だ。だからこそ、人間は夢を見るのかもしれない。夢の実現には困難を伴い、時として夢は人を苦しめる。それでもボクは未来を切り開くことが出来るのは、夢に情熱を注ぐ人間の力だと信じている。しかし、志を忘れた時、栄光はすぐに終わりに向かうだろう。でも、僕は、なぜ明日の太陽を見ないのだろう。

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