ネットワークに興味あるものとして、いちはやく光回線を引きたいと思いながらも、価格が妥当になるまで待とうという心によって今まで加入してこなかった。
ずっと、TEPCO光が自宅のエリアに来ることを待っていた。NTTのフレッツは高いと感じていた。パワードコムという東京電力系の光ケーブル回線業者が格安な価格でサービス提供しているという話を聞き、2002年ごろからずっと待っていた。しかし100m先の線路向こうには回線が来ているのに、ここまでは来ていない。意地を張って待った。
そしてパワードコムはKDDIに吸収された。携帯電話もKDDIだが、そのDMにauひかりに入ると携帯電話と一緒でお得ですよ、という内容が書かれていた。DMには住所が書かれている、ここまで開通しているのでは?という思いを胸に、KDDIに電話をしてみたが、開通していなかった。
改めて、フレッツ光ネクストの計算をしてみると、一見高いように見えるが、2回線を契約している「加入電話」を「ひかり電話」することで現状の支払い額と変わらずに、フレッツ回線を維持することが出来ることが分かった。その加入電話はKDDIの事業所用の「メタルプラス」であり月額2,100円(2回線で4,100円)も回収されているのだが、「ひかり電話」にすることで2回線で月額1,050円(基本525円+ダブルチャネル420円+マイナンバー105円)に節約することができる。ADSL契約は明細を確認していないがセットでお得なKDDIで月額3,660円(事業所用)となっている。何が事業所用なのかさっぱり分からない不勉強もあるのだ。
結局のところ固定電話2回線とADSL回線の(電話料を算入しない)月額は4,100+3,660=7,760円となっている。
それに対してフレッツ光ネクストの場合、ファミリー・ハイスピードタイプにて5,460円(税込)、ぷららISP料金が1,260円、ひかり電話2回線が1,050円であり、総額7,770円となる。つまり、今回のケースではそれほど価格は変わらないのだ。一般的な家庭の場合はNTT加入電話とADSL回線の月額は3,500円程度、またISP料金は1,260円とすれば4,800円程度なので、光回線にするならば、割高だと感じるだろう。
しかし、今回の場合を考えてみると、「局から距離があってADSLの速度が出ない」「2回線契約しており、ひかり電話への変更がオトク感が高い」「050IP電話とは違い、ひかり電話の信頼がそれなりにできた」「N・G・N!! N・G・N!!」「ひかりテレビに興味がある」「丁度、電話線の工事をしたい時期だった」「auひかりへの失望感」などの副次的な要素が重なり、フレッツ光ネクストの敷設すべきという考えに及んだ。
さらばKDDI。
しかしながら、プロバイダ選びが難航した。初回のプロバイダ選びはキャッシュバックと解約金縛りのみを気にすることが必要だったからだ。しかし、フレッツ光ではマルチセッションという2社のプロバイダとPPPセッションを張ることができる機構を持っていることから、気に入らなければ、並行してもう1社のプロバイダを順繰りに試すのも、また楽しそうだということで、そこまで気に病む必要はなかった。上り回線に定評があり、ひかりTVを提供する「ぷらら」に強い思い入れがあり、付加サービスは少ないものの契約を進めることにした。
現時点での心配は、1.)固定電話2回線のナンバーポータビリティが正しく行われるかどうか、2.)「ひかり電話」が安定的に利用できるかどうか、3.)光ケーブルに変えただけの速度の違いが出るかどうか、である。気が向いたら、ひかりテレビもしくはフレッツテレビに加入してみたいなとも考えている。
ここ最近の土日はこのようなことを検討していて、調べごとが大変だった。100Mbps以上の回線速度が期待出来るのであれば、LANを100Mbpsから1Gbpsまで引き上げる必要も出てくるだろう。なにしろ回線開通日が楽しみである。