周りにオンラインゲームに詳しい人がいるので話を聞くと、なかなか面白い。その中でも次の3点が興味深かった。
・エンディングのあるオンラインゲー
・オンラインゲームでP2Pの機構を持っているものがある
・ブラウザゲーで多人数参加型のRPGが出た
エンディングのあるオンラインゲーが出てきた
エンディングの存在するMMORPG『タルタロスオンライン』第二次クローズドベータテストを開催
少し古い記事だが、韓国発のタルタロスオンラインというゲームにおいてエンディングが存在するという点が気になった。今までオンラインゲームといえば、”終わりを作らない”ことで永続的に課金し、利益を確保し続けることが常識だと考えていた。エンディングを作るということは、プレイヤーが楽しむシナリオに終わりがあるということなので、そのゲームのプレイを打ち切るきっかけになってしまう。そのため、エンディングが存在することを明確に主張する記事は珍しいと感じた。
オンラインゲームをやっている人に聞くと、ストーリーにエンディングが存在することは珍しくないらしく、たとえエンディング後であってもパーティ(ギルド?)との関係は切れないから、チャットツールとして使っている、とのこと。タルタロスでは対戦にも力を入れているらしいが、そういったエンディングを迎えた人の楽しみの1つが対戦だったりするらしい。
ちなみにこのゲームの絵は他に比べて気合が入っているな、と。
ブラウザゲーで多人数参加型のRPGが出た
多人数参加型ブラウザRPG『まじかるブラゲ学院』のオープンキャンパステスト事前登録受付スタート
オンラインゲームのうち、プラットフォームを問わないブラウザゲームについては可能性があるのではないかと個人的にも注目してたのだが、今まで多人数が参加するMMO PRGタイプのブラウザゲームは日本では出ていなかった。それが今回出るらしい記事。ゲームの開発基盤としてはFlashを採用している。
オンラインゲームでP2Pの機構を持っているものがある
オンラインゲームの中のジャンルでも基本はアクションPRGだったりするのだが、中には2D横アクションRPG(スーパーマリオ型)で多人数参加のゲームが存在する。2D横スクロールアクションの場合、ラグなどへの対応がかなり難しいのではないか、と個人的に憶測している。例えばサーバを中継して各プレイヤーの状態を送るだけでもプレイヤーとサーバ間を往復することになる。
そうした疑問があり、「そんなにキビキビ動くの?」と問うと、どうやらP2Pをやっているらしいという答えだった。ポート開放も面倒くさいとのこと。
【ポート関連】P2Pで通信しているか、サーバーと通信しているか…。によると、ハイブリッド型P2Pを構築しているようだ。
このことから予想してみると、同じ画面にいるプレイヤー同士でP2P通信を行い、リアルタイムにキャラクターの位置情報を交換している。同じ画面から離れればコネクションが切れ、同じ画面に移動するとコネクションが生成される、ということか。
そりゃぁまたどえらいP2Pなことで。
まとめ
ということで、中国製のブラウザゲーがmixiアプリを圧巻していたりと、どうやら他国はPC向けオンラインゲームにまじめに取り組んでいるようで良きかなと思ったり。中国では非オンラインのゲームソフトウェアを作っても海賊行為されてしまうのだろうか(中国内産業なら大丈夫だと思うのだけれども)、オンラインゲームに注力しているからなのか。国内ではコンシューマーゲーム機の発達が異常なので、コンシューマー向け非オンラインゲームの開発を続けていくのだろうかな、と。
ハイブリッド型P2Pを構築していたり、FlashやJavaでブラウザで遊べるものを作ったり、ストーリー(+キャラクター)重視で作ったり、mixi(ソーシャル)アプリを圧巻したり、と技術的にも難しいものや挑戦的な取り組みのものを作っている。
日本の国内ではコンシューマーゲーム、携帯アプリ、iPhoneアプリ(かろうじてAndroidアプリ?)に目が向いているようなので、そちらの方で面白いことが何か出てくるかな、と期待していたりする。