子供を助けて犠牲になった大学生と、その遺体で稼いだ輩という記事の中で「四川大地震の日本救援隊の黙祷」について触れられていたので確認したら、なかなか琴線に触れることが書いてある。
通常あらゆる事柄に於いて、中国人の意見や反応は多様である。しかし、このnewsに触れた中国人の反応は、以下がマジョリティを形成した。「日本人は嫌いであったが、日本人への見方が一変した」、「日本人がとても好きになった」。新聞報道に於いても「日本人の救助隊は、首尾一貫、用意周到、真摯に諦めずに2人を探した。16時間かかりやっと掘り出した2つの遺体を丁寧に包み、その遺体に対し列を作って黙祷を捧げた。…
また、緊急援助隊と入れ替わりに被災地に入った日本の医療チームに関して、こんなエピソードがある中国人のブログに書かれていた。医療チームが成都入りした後、まだどこで活動するかが決まらなかった時のことだが、中国のメディアの取材を受けた際、あるテレビ局記者が一緒に記念撮影をしたいと申し入れをしたところ、医療チームの一人が「我々は歌の人気グループに見えますか」と言って断ったため、その場にいた人たちはあっけに取られたという。
日本の国際緊急救援隊は、山崩れや余震の危険があるということで5月19日に救援活動を停止せざるを得なかった。ある日本の報道によると、成都市内のホテルに戻った救援隊の隊員たちは、人々の拍手や感謝にわずかな喜びの表情も浮かべず、全員の顔色は真っ青だったという。中国網(チャイナネット)日本語版が伝えた。【そのほかの中国での地震に関する写真】
また「環球時報」は、日本国際緊急救援隊が撤収したというニュースに関する掲示板に記されたある書き込みを紹介した。
「現場で活動してきた一人です。・・・・・現在はただただ自身の無力感と悲しさしかありません。救助隊として活動していながら、よく考えると中国人の生きている方に触れないまま帰ってきていました。仲間には今回のことで精神的にまいり、離職を決めた者もいます・・・・・」
日本の被災現場でも救助隊のスペックは異常だと感じたり。大規模災害が発生しやすい国土だからだろうか。