安価な製品がブランドを駆逐する時 〜どうして安価で売れる製品が作れるのか

最近、書きたくて、書きたくて、モンモンとしていたネタ。

今回は”安くて良い”という背反するような理論がなぜ両立するのかについて考えてみたい。

安価な製品が他のブランドを押しのけて市場を食う

最近では20万円の自動車であるタタ・ナノ、ついにインド市場で販売開始へが話題をさらっている。実際、日本の市場の力を信じている自分としてはこのニュースは眼中にはなかった。ただ1つの懸念があったのは、”安価な製品が他のブランドを押しのけて市場を食う” 例がいくつかあることだった。

――――まさにそれが米国市場におけるカローラだったのではないか?

そう考えるとタタのナノも十分に検討の余地がある。この話の出所が何処だったのか忘れてしまったのだが、DECはなぜ滅び、アップルはなぜ成功したのか–ビジネスと教育のありを考えるの記事内にあるように、

現在米国にてハイエンドのLexusが大成功を収めているトヨタも、米国進出当初からLexusを販売していたわけではない。「トヨタはまず、Fordのような大型自動車が買えない顧客に対し、小型で燃費のいいカローラを販売した。その成功からブランド力をつけ、徐々にハイエンドの車も提供するようになった。究極のLexusに行き着くまではじっくり時間をかけた」とHorn氏は説明する。

ということが往々にして市場では起こりうるということだ。当時の米国ではFordのアメリカンサイズの車が闊歩していたのだが、トヨタの小型で燃費がいい車が安価だということで好評を博した。(ここら辺については本を引っ張り出してちゃんと書かなくちゃなー)。その後、信頼を勝ち得ていくに従って上位機種のブランド化に成功。米国で一地位を築いていく。

”安価な製品が他のブランドを押しのけて市場を食う” 例は、他にもある。EeePC、Wii、NDSなどがそれだ。任天堂においてはNDSとWiiの成功が無ければ、「任天堂の負のスパイラル」を抜け出せずに存在していなかったかもしれない。EeePCに関してはASUSという一般人が知らないようなメーカーのPCを平気で買うという暴挙に出させた。
(自分が初めて触ったマザーボードのメーカーなのだけれども。)

どうして安価で売れる製品が作れるのか

ここで疑問になるのは、なぜ安価なのに売れる製品が作れるのかについてだ。

脳みそさんに聞いてみたところ、いくつかの答えを示してくれた。

  1. 大量生産(生産手法の改善)による生産コストの低下
  2. 部品調達コストの低下(もしくは外注活用によるコスト低下)
  3. 技術革新によるコスト低下
  4. 品質削減によるコスト低下
  5. 性能・機能削減によるコスト低下

例えばトヨタにおける80点主義はどの部類に入るだろう。
トヨタ自動車 – Wikipedia

80点主義とは、1966年に発売された初代カローラの開発主査である長谷川龍雄が打ち出した考え方である。商品の完成度を高める一方で、一部の飛び抜けて優れた機能や性能を追いかけることなく、まず全ての項目において最低でも80点を目指し、及第点に達したのち更に上の点数を順次達成していくトータルバランスを念頭に置いた企業思想である。のちに、この80 点主義は80点主義+アルファとなり、旧車種や他社への差別化戦略へと移行していく。

このコスト削減策の中でも「性能・機能削減によるコスト低下」に着目したい気持ちがある。削るとは何か、を考えているエントリや機能を増やすか減らすかエントリにも関係する。

性能を落とす・機能を削減するために必要なこと

性能を落とす・機能を削減するために必要なことは何だろうか。それは最低限

疲れたので休憩。後半は書くのかな。まぁ、いいや。偉そうなことを書いているけれど本気にしないでねっと。

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ニュースサイトが記事のページを分ける理由を考えてみたの検証のためにページを分けてみた。後編はWordPressにて予約投稿(未来投稿)をやってみたんで、この記事の公開された日の次の日に公開されるはず。

titleタグ効くのかなー、と思ったが、あんまりキャッチーなタイトルにしなかったから意味が無いな。

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