腹が張って眠れそうにないし、NGNニュースの発行者解析プログラムの変更が簡単なプログラムではなかったので、むかつく頭を回してニュースサイトが記事のページを分けている理由を考えてみた。話がズレにズレまくっているが、結果として、速度と解析のためだ。
ニュースサイトで記事を見ていると、ページが分かれている。閲覧者はページをクリックしなければならない。面倒だ。Firefoxにて次のページを現在のページの下につなげてくれるAutoPagerizeを使ったりして抵抗している。
しかし原理原則主義に立って考えてみれば、何かしら意味があるだろう。それについて想像をめぐらせてみた。
- 一度に全内容を送ると読めるまでに時間がかかる。googleが100件ではなく10件を表示しているのと同じ原理。
- どこまで読んだかを解析しないと、読まれた記事かどうか分からない。フィードバックが記事執筆に重要。
- ページを分けると検索に引っかかりやすくなる?
1番目の理由については、googleがそうしているので説得力があるかもしれない。回線速度は閲覧者によってまちまちで、護送船団方式に最も遅い閲覧者に合わせるのが美徳としてインターネット信者は考える。それほど内容のない記事でページが分かれていたら、どうかと思うが。
2番目の理由については、フィードバックを得るためにページを分けることはやる。まさにこのブログ自体がそれだ。嫌がらせだ。記事ごとにページが分かれている。やろうと思えば、Javascriptを利用して、どこまで記事が読まれたのか、出来るかもしれない。しかしJavascriptが搭載されていないブラウザでどこまで読まれたのか分からない。だから、URLで分けたほうが幸せだ、ということはある。
3番目の理由については、特にないような気がする。が、最近は教えて君.netを見ているうちにあるような気がしてきた。これに気がついたのが、今回、この記事を書こうと思ったきっかけだ。この効果を利用しているニュースサイトがあるかどうかは、それほど調べてない。
検索エンジンと戯(たわむ)れて、色々試したところ、某検索エンジンはtitleタグの影響が大きいだろうことが分かった。検索エンジンに対して「釣り」を行うには、titleが絶好のエサだ。
過去にWordPressでtitleタグの中身をカスタマイズするのような作業を行った。そしてunix時間 – Google 検索の結果でこのブログの記事が上位に来るのは、titleの釣りの効果が大きい。(NGNニュースもエグい盛り上げ方をするなら、ニュースタイトルから個別ページを派生させることで、スパムなニュースを作成することができる。)
その効果を分かっててやっているのが、はてなブックマークなどのソーシャル*系だったりする。
ここまでの効果を踏まえて「教えて君」がやっているのは、”記事のページを分けるがタイトルも変更する”という工夫だ。普通のニュースサイトでは、
- 記事タイトル(1/3)
- 記事タイトル(2/3)
- 記事タイトル(3/3)
というタイトルを付けやすい。この記事の中にはちゃんとした小見出しが付いている。
この場合、検索エンジンによる検索結果では、当然のごとく、
- 記事タイトル(1/3)
- 記事タイトル(2/3)
- 記事タイトル(3/3)
が表示される。もしくは同系統のサイトなら、関連でまとめられる。
それに対して「教えて君」では、小見出しを活用し、
- 小見出し1
- 小見出し2
- 小見出し3
というtitleの設定を行い、各ページ内で実は関連で全部繋がった記事なんだよ!という見せ方をしている。この小見出しをつける時点で、閲覧者の要求を細分化し、もっともツボなタイトルをつけていっている。
よって、ある検索キーワードで検索された場合、
- 小見出し1
- 小見出し2
- 小見出し3
と表示されることによって、様々な単語で釣りが行える期待が出来る。
例として今回登場したIE8を挙げる。IE8 site:www.oshiete-kun.net – Google 検索を見ると、多彩な釣り方をしていることが分かる。このうち、最も反響の良い記事にて紹介された機能が、IE8でプッシュするべき機能なのだろう。
まとめとして教えて君はすげぇということが分かった。腹の調子も収まってきたし、この記事タイトルで収まりが付かなくなってきたので以上。
すまんね。ここまで読んだ人は偉いっす。