物質のベストエフォート

日本は「ものづくりの国」だった。特に自動車産業は強かった。その強かった自動車産業が構造変化を強いられている。

現状の課題は為替で購入されないこと。解決策は為替が円安になること。状況はそこまで簡単だろうか。

自動車の世界は良く分からないが、今後、軽自動車が強くなるだろうと思う。低燃費かつ安価であるから。

自動車自体の技術の世代変化として、電気自動車の研究が進んでいる。低価格の軽自動車以外に可能性があるとすれば、今後立ち上がっていく電気自動車の市場だろうと思う。しかしながら、破壊的イノベーションに相当するだろうか、考えてみても、その利点は思い浮かばない。

日本の今後の産業構造において、自動車をインターネットのベストエフォートのように共有する仕組み、もしくは移動しなくても(打ち合わせなどの)仕事ができる仕組みが、効率を良くするために必要になってくるものを提供する技術開発が重要になってくるのではないかと思う。

例えば、携帯電話のインターネット普及率は高い。そのため、どの場所にいても携帯電話のインターネットでアクセスして自動車や傘などをシェアできる。

個人で持っていても、その利用率が低い製品はかなりある。本だったり、DVDドライブだったり。そういったものを衛生上問題のない範囲で共有すれば、ものを買うための初期費用や維持費が安く済む。

このベストエフォートな共有の問題は、ルール作りだ。誰が主に管理するのか、どうやって利用を申請するのか、紛失・破壊してしまった場合はどう扱うのか、どれくらいの利用者で共有すると効率が良いのか、などが思い浮かぶ。
さらに、不特定多数で共有する場合、保険料がかかるタイプの物質であれば、その料金が高くなってしまうような事例もある。また、誰がどのように使ったのか分からない物質を使うのは嫌だ、という考えが強い。

そういった、問題点を明らかにして、解決に導くようなモデル作りが必要なのだと考えている。このようなモデルを勉強するにあたって、レンタカー、CDレンタルショップ、図書館、銭湯、またはインターネットのベストエフォートなどのモデルが参考になるかと考えている。

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