SP3絡みで起動しなくなったWindowsPCが持ち込まれた。セーフモードでも起動しそうになかったので、リカバリ前提でファイルを救出することに。
Windowsのリカバリはやり方を間違えなければ、システムのみを復旧して既存のファイルを残すことができるはずだが、作業の失敗で消えてしまうのが怖かったので、まずはファイルを救出することにした。
Ubuntuを起動してWindowsのパーティションにアクセスしようとするが、アクセスできない。エラーメッセージには2つの解決方法が示されており、1. Windowsを正しく終了すること、2. mountコマンドでntfs-3gとしてマウントすること、とあった。
Windowsを正しく終了することは不可能だったので、mountコマンドでntfs-3gとしてマウントを行った。結果としてファイルを見ることはできた。
次にネットワークを利用してファイルを救出することになった。救出先のPCにwinscpが入っていたことからssh-serverを用いてファイルのコピーを行うことにした。しかしwinscpによるコピーには問題があり、ファイルのブラウズをすると日本語のファイル名が文字化けしてしまう現象が発生した。
ファイル名だけが文字化けしており、ファイルの中身には問題がなかった、時間がなかったこともあり、そのままファイルの救出を行うことにした。
今になって思うのは、sambaで共有したら文字化けの問題はなかっただろうことだ。しかし、求められる時間内によるsamba共有はできなかった。何のパッケージが必要だったのだろうか。
案の定、リカバリによって既存のファイルは全て消えてしまったようだ。ファイルのコピーをとっておいて良かったと思える報告であった。
グラフィカルなGUIを持つUbuntuでコマンド入力なしにファイルの救出が出来なかったことは残念だった。そして日本語ファイルが文字化けしたままコピーしてしまったことも残念だった。もし次に、不幸にもWindowsが起動しない案件が舞い込んできたら、sambaでファイルコピーをやろう。