Google Trend では ubuntu が世界的に普及しつつあるようなので(日本ではあまり話題にならないようだが)、Debian の流れを汲む ubuntu を試してみた。というのも、世界のパッケージメンテナが debian よりも ubuntu をメインストリームにしつつあることもあって、使いたいものが使えない理由から。
AMD64 のマシンが転がっていたので入れた。ubuntu 7.10。
以下は気づいたところ。
- インストール CD は Live CD でインストール以外のことがやりやすい。
- GUI インストールは Debian より分かりやすい日本語で分かりやすい。
- X が一発で起動する。
- どのパッケージをインストールするか聞かない。
- Debian ではパッケージインストール時にパッケージについての細かい設定を行わせるが、ubuntu では全てデフォルトで何も聞かないし、何も入力させない。
- root にログインさせず、全ては登録したユーザにて sudo で作業を行わせる。
- パッケージのセキュリティアップデートはユーザ権限で更新できる気がする。
- GUI を使った samba の設定が簡単だった(gnome)が、smbpasswd は何故かコマンドラインが必要だった。
- sun Java6 jre が簡単に入った。
- Flash が CRC エラーで入らなかった。
- カーネルは 2.6.22。
- カーネルの起動作業もインストール作業も見せない。
- apt-get や aptitude がある。
いろいろいじった結果、外向きのサーバでなければ Ubuntu でいいかなと思った。特に GUI による設定が便利だったし、X 関係で問題がなかったし、何より最新パッケージが使える。安定環境だといかがなものかと思うが、ubuntu には長期リリースバージョンもあるようだし、再度、色々と試す必要があるようだ。