パッシブWebからリアルタイムWebへ (3)

パッシブWebのもう1つ大事な点は「操作なし」だ。

操作なしで自分に対して価値ある情報を得るためには、フィルタリング設定を行わなければならない。フィルタリングをしなければ有象無象からリアルタイムに必要な情報を自動取得してこれない。これをどうするのか。

それはやはり、周辺情報を活用するアイディアしかない。時間、場所、行き先、経路、音声、URL、興味、などのパラメータを利用することだ。今見ているテレビやラジオ、ビデオ、音楽、本、サイトに関係する情報、今いる場所、近辺の店舗情報、電車・バスの時刻表、天気、気温、湿度、花粉(情報・対策)、カレンダー、イベントなどの情報をリアルタイムに提供することが理論的には可能そうだ。

これらの情報をWeb上のコンテンツ、動画や音声、解説などから引っ張ってきて表示する。興味のあるものだけに絞れるようにする。

大事なのは、「リアルタイムに」「同じものを見ている」「人々がつながる」ことで、見ているものに対してコメントできると、より、コンテンツに広がりが出てくるな、と。

と同時に、誰かがコンテンツを管理して、番組表のように流し込めるようにする。例えば花粉対策の動画・文章・製品などの情報を花粉に興味のある人々にリアルタイムに流し込んで、コメントし合う。番組は動画でしか作れない、という概念を破り、WebのURLと作者と視聴者のコメントだけでも番組足りえる。

それらの一部の番組作者によって運営されるパッシブWebこそがテレビに代わる次代を作る。と、妄想したり。

iPadを買って使い道ないなー^^探さないとなーと思い、発売から9ヵ月後に思いついたのが、ここまでのパッシブWebという概念だった。

その後、リアルタイムWebという概念が出てくることになる。

続く。

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