Web OSで新しいブラウザについて考えていたとき、んじゃTVのブラウザはどーなるんだろう、と思った。時期的に上手い具合にハマるんじゃなかろうか、と。んで、UIEngineが見つかる。
「IPTV Service Architecture(FG IPTV-ID-0094)」に対するフィードバック:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル – CNET Japan
より「サービス指向」なアーキテクチャは、端末側には「User Agent」というソフトウェアだけを置いておき、実際のユーザーインターフェイスそのものはサーバー側から送る、というアーキテクチャである(ちなみに、オンデマンド・TV社の端末はUIEngineを「User Agent」として採用したこのアーキテクチャで作られている)。
オンデマンドTVとは?|オンデマンドTV〜スキなもの、スキなときに、スキなだけ。〜のSTBが採用しているみたい。
この人なにをやっていたかというと、UIEngineのデザイン・プリンシプル:中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル – CNET Japanにて、
MicrosoftでWindowsの開発チームの一員でありながら、90年代の中ごろにNetscapeを中心に盛り上がった「ウェブ・アプリケーション・アーキテクチャ」の熱烈な信者となった私が、Internet Explorer を設計・開発し、その上にNetdocsというウェブ・アプリケーションのプラットフォームを作ろうとして失敗した経験を経てたどり着いたのが、「とことん小さくて軽くてシンプルで、どんなデバイスにでも簡単に移植できるけど、非同期通信により使い勝手を向上させたインタラクティブなウェブ・アプリケーション用プラットフォームを作るべき」という結論である。
手を動かしてますなー。で、最後にたどり着いた答え。
「いつまで経っても小さくて軽くてシンプル」というデザイン・プリンシプル
こういった設計段階での工夫により、UIEngineに今までのどんなミドルウェアより桁外れに高い移植性を持たせることに成功した。 Windows、Linux+XWindow、Window CE、Symbian、BREW、PalmなどのGUI OSはもちろんのこと、μ-iTron、embedded Linux、VxWorks、PTOSなどのリアルタイムOSにもすでに移植されているし、試験的にだがOSを全く持たないデバイスの上でも動き始めている。対象とするデバイスも、携帯電話どころか、超安価なMP3プレーヤーから、表示装置付きのプリペイド・カード、使い捨てのペーパー・ディスプレイを持ったインタラクティブ・クリスマス・カードへの応用まで想定した設計になっているのがUIEngineである。
しかし、UIEngineの移植性の高さをもっとも端的に表すのは、他のミドルウェア上に移植されたUIEngineである。すでに、J2ME (パソコン用Java)、P-Java(PDA用Java)、J2ME(携帯電話用Java)、Flash、SPOT(時計用.Net VM)などの上に移植済みで、現在BD-J(BluRay用Java)への移植も進めている。
前の組み込み上のGTK/Javaうんぬんの話、これでいんじゃね、と思った。そんだけ。使ってないから何もいえないけれど。