マインドマップを描いてから本文を書き始めれば良かった
長い文書を書くときには2つ方法があって、1つは章のタイトルから決めていく方法、もう1つは支離滅裂でもいいからとにかく本文を書く方法があると思っている。通常は前者で論理的な構成を考えるのだが、モチベーションが上がらないとき・何を書けばいいのか分からないとき・適当な文章なときは後者で書き始める。
今回の文書は前者の手法で書き始めたのだが、支離滅裂な文書になってしまった。論理的な構成が組めていなかった。構成をより深く考察するために初めにマインドマップを使って練ればよかったと後悔している。途中からマインドマップを使って組みなおそうとしたが、各作業の優先度を考えると時間がないのでやめた。
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実験や各項目ごとに、いつ、だれが、なにを、どこで、なぜ、どのようにして、を意識すると書くべき項目が浮かんでくる。概要を書くときは特に。
結論→理由
今回の文書から、特に「言いたい事」→「それを証明付ける仮説」→「それを証明付ける事実」の順に書く意識をしている。この書き方で書かれた文書は読みやすいと感じたからだ。
この執筆手法を試してみて分かったことは、”結論→理由”方式は結論がありきで結論が先に出てないと書きにくいことだ。仮定=結論で自信のあるデータが取れていて、それを証明付けるデータを後から追加していく場合にはそれで結構なのだが、仮定=結論に自信のない場合には非常に書きづらい。
それに対して”準備→結論”方式は準備段階の話を始めに延々と語ればよいので書き始めやすい。時系列でやってきたことを書きやすい。結論は最後の数ページで済む。だが、読みにくい。
使い分けを考えると、論文、レポートなどのまとめは前者で、日常的な記録は後者でいいんじゃないかと思う。使い分け方はwikiとブログの関係に似ているかもしれない。
主語と述語のチェック
文章を一文書くと同時に主語と述語が通じているかチェックする。主語と述語以外を外してを読むと間違いに気づきやすい。
1文を短く
述語2つくらいまで。頭のキャッシュが少なくても読める。英文訳するような気持ちで書く。
出来れば、この文章が、どの文章のためにあるのか、どの文章を修飾するのか考える。それが見えるようになってくると、たぶん、すごい。最終段階は読み手の思考パターンを数通りシミュレーションして誤りやすい配置を避けること。相手の脳内バッファを意識すること。
段落ごとに要点を決める
国語の授業では要点はほとんど”一番初めの文章”だった。それでいいと思う。その要点を論理付ける文章を後につける。
これが出来りゃ苦労はないわ。