音声通信は他の人にやられてしまったなぁ

過去に音声通信は盲点だったという記事を書き、昨年12月ごろにも音声通信でありだよなぁ、と思いだしてはアイディアを少しずつ考えてみたりしていた。

きっかけは可視光通信の話と別のものを組み合わせてみればどうだろう?という思考実験からだった。当初は水道管、電線を考えてみたが、なかなか手を出せない。根本に戻ってみると、音声通信があった。

音声通信でやってみたいことと言えば、ディジタル通信の技術を音声に適用すること、そして再送(ARQ)やFEC(冗長化)、MAC層の規定を行って標準化すること。これによって、様々な端末が音声通信に対応できれば面白くなる。

携帯電話は標準的に音声デバイスを持っている(むしろ持っていない携帯電話があったら酷い)。この音声デバイスを用いて、簡単にデータを伝送できる。たとえばURLみたいな。

問題なのは可聴域でうるさくしてしまうと利用されなくなってしまうこと。スペクトラム拡散などを用いて周波数を分散させてみたらどうだろう!

そうだ!声は無指向性に近い。つまり音の衝突に弱いってことだ!電波による無線通信の技術を音声に応用できる!RTSとCTSも作ってやろう!MAC層の上にIPを乗っけてアドホック通信だ!通信しているかどうかは音で分かるぞ!もしiアプリで音声解析が扱えたらIP層を実装して音声アドホック通信がiアプリで実現できる!とか夢がひろがりんぐ。

と、思っていたら!

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音でデータを送信する「サウンドコード」
フィールドシステムの津久間孝成氏 最優秀賞を受賞したフィールドシステムの津久間孝成氏

 最優秀賞に選ばれたのは、フィールドシステムの「サウンドコード」という技術だ。これはURLや文字列などを音声データに変換して伝送するというもの。12〜13kHzの可聴音域を使っているため、既存のスピーカーやマイクをそのまま利用できる点が特徴だ。

凹むわ。

と、負け惜しみを書いてみた。たぶん、自分では作らなかっただろうし。

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