元旦にイオンレイクタンに1時間ほど居た件について

再開発の注目の的、イオンレイクタウンに強制的に一時間居なければならなかったので、勉強がてらに見て回った。

まず1Fフロアには無線LANアクセスポイントがたくさん設置してあった。場所は天井で、CiscoのAironet AP1200 シリーズっぽいやつが100〜200m四方に1つくらいの割合で設置してあった。2つのアンテナが搭載されており、アクセスランプは0.5〜1秒に一回くらい点滅していることから、散発的にメッセージが流れているのだろう。音声情報が流れたときの独特な光り方はしていないように見えた。

1Fフロアは食品コーナーがほとんどであり、在庫管理しているお兄さんが片手にバーコードを読み取りそうな端末を持っていた。その機器が無線LANと連携しているのではないかと妄想してみたが定かではない。他に無線LANの利用用途としてはVoIPが思いつくが、VoIPを利用している(従業員の方を見るなどの)確証は取れなかった。元旦早々、非常に残念な調査の結果となった。

無線LANアクセスポイントはイオンに入っているジャスコのみのものかもしれない。他の場所では見た記憶がない。

それ以外に目立った点があるとすれば、監視カメラが非常に多かったことだ。監視カメラは多い場所では5m〜10m四方に1つくらいの割合で設置してあった。これだけの数が実際に設置されているとすれば、監視カメラの映像を無線LANで飛ばそうとすれば非常に困難だろう。有線で正解だ。残念だ。そもそもあれだけの数の監視カメラを誰がどうやって監視しているのかも不思議だ。

顧客層に目を向けると、生後1年以内の赤ん坊を乗せたベビーカーが良く見られた。

この理由として、レイクタウンは再開発プロジェクトであり、新築マンションに入居した若い夫婦が元日セールの対象だったのではないか、という仮説が成り立つ。レイクタウンに移住する利用者の多くの目当てはイオンモールとその周辺の再開発であり、彼らの場合は元旦にゆっくりするような文化というよりかはイオンモールのセールを見に行くという流れの方が自然なのかもしれない。ベビーカーもイオン側が用意したであろう、電車の形をしたものを利用している利用者が多かった。そのようなものを用意している時点で、イオン側も赤ん坊連れであることを予想していたのだろう。頭のいい方々だ。

それ以外にも、親子連れの姿も多く見られた。福袋目当てだろう。様々な店舗が福袋セールを行っていた。イオン自体の正門でも各店舗の福袋の種類と価格を赤い段の上に目立つように飾っており、福袋が置いてあることの気づきと周知、バリエーションがあることの伝達を上手く行えているように見えた。

エスカレーター近くには、水場があり、注意書きとして「生き物が居ますのでエサを与えないで」的なことが書いてある場所を見つけた。顧客側は生き物が何処にいるのか家族総出で探すなどの微笑ましい光景が見られた。「生き物が居ます、見てください」と書かない巧妙な仕掛けであると感心した。

楽器屋付近では、音楽練習用のスタジオらしき一角があった。スクールをそこで行うらしい。上手い仕組みだ。

年末時点で、標準案内用図記号という公共のものに対する案内の標準化されたロゴマークについて一通り見ていたのだが、それらと同じものがイオン内で見られた。そのようなマークがあるとインフォメーションセンターや交通機関が何処にあるのか分かりやすい。駐車場においても、入り口が3つあるのだが、P1,P2,P3などの記号を用いており分かりやすかった。また、各駐車スペースにおいても3桁の数字がふってあり、大きな駐車場でも容易に戻ることができた。

これが記号化社会か、と思った。

最後に電気屋があることを知らずに、見つけたのは制限時間の最後の方だったので見学することが出来なかった。

まとめとして、全体的に広大なモールを用意し、中級よりハイグレードな店舗に入ってもらった、という印象を持った。主力はレイクタウンに居住してきた方々なのだから、やはり、そうあるべきなのだろう。

問題点があるとすれば、このような場所は何があるのか知っている、その店の素性を知っている、その店の楽しみ方を知っている人しか楽しめない、ということがある。しかしながら、この3点を満たす顧客は多いため、成り立っていくのだろう。

服や靴のショップのブランドなど知らないが、その店がどうやって成長してきたのか、どこにこだわりがあるのかには興味がある。が、その場でそういった情報を簡単に見ることができないのは残念だ。

では逆に、それを実現するためにどのようなシステムが必要だろうか、考えてみたが、携帯電話、PSP、どれが良いだろうか。無線LANの位置測定を用いて店の前でそういった情報が簡単に見られるのであれば、立ち止まってゆっくり見たいのだが、導線を邪魔してしまうためにそれは敬遠するだろう。操作に両手を使うのもダメだろう。

時間があったらゆっくり考えてみたい。

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