DVD転送が5秒から4秒に、東大がネット最高速を更新 − @IT
実験は2006年12月30、31日に実施。30日にまずIPv6の転送で平均7.67Gbps、1秒当たり23万100テラビット・メートルの距離バンド幅積を実現した。31日はソフトウェアを置き換えることで、さらに記録を更新する平均9.08Gbps、27万2400テラビット・メートルの距離バンド幅積を達成した。東京大学はこれまで中間スイッチや受信サーバでのパケットロスを極小化する「レイヤ間協調最適化技術」を武器に記録を更新してきたが、31日はさらに独自に開発した「ゼロコピーTCP通信」をソフトウェアで実装し、記録を伸ばした。平木氏によると、ゼロコピーTCP通信は通信時にユーザーメモリからカーネルメモリへのデータコピーを行わず、メモリを共有することでプロセッサの負荷を下げる技術。この技術を使うことで「8Gbpsの壁を越えた」(平木氏)という。
コピーの分のオーバーヘッドが大きかったということでんな。「レイヤ間協調最適化技術」が気になる。
10Gbpsのネットワークかつ100msの遅延の場合のTCPは、よく研究されていてスケーラブル、TCPフレンドリー、RTT公平性という目標がある。スケーラブルは帯域を使い切ること、TCPフレンドリーは他のTCPと喧嘩しないこと、RTTは遅延の大きいトラヒックと小さいトラヒックを平行して流したときの公平性。