不況のあおりを受け、経費削減が重要課題になりつつある。
当方でも実験用にさくらの専用サーバを借りていたりするが、ロクに負荷をかけないものばかり実験しているので経費削減のために安いVPSに移ることを検討した。
先月あたりにrailsなどのサービスを提供するためのVPSサービスの選び方と称して下調べはついている。
結論として、Webホスティング以上、専用サーバ以下のサービスと価格を求めるにあたり、VPSのslicehostが評判が良いので、slicehostについて評価することとした。
slicehostのサイトを見ると簡潔に特徴が表示してあり分かりやすい。実験目的なので最も安い$20/月のサービスに申し込んだ。
驚くことに、申し込んで2,3分程度でsliceが出来上がったというメールが届いた。メールにはサーバのIPアドレス、rootパスワードが羅列されている。実際にそのサーバへ、そのパスワードでログインすると入れた。簡単で便利だが少し怖い(申し込み時点でパスワードをメール転送するかしないかを選択でき、サイト上で確認することもできる)。
選択したフレーバーはUbuntu 8.04LTS。自分でもインストールしたことのあるなじみの深いフレーバーだ。しかしメモリ256MBでは少々重いかもしれない。
噂のWeb上コンソールも試してみた、が、遅さが気になる。
# adduser hogehoge
# visudo
:
noch ALL=(ALL) ALL
adduserにてユーザーを作成し、作成したユーザーに対してsudo権限を与える。
2つめのターミナルを起動し、作成したユーザーでログインできることを確認する。さらに作成したユーザーでsudoできることを確認する。もし上手くいかないようであれば、rootでログイン済みの1つめのターミナルで修正を行う。
ついでにパスワードを収めているshadowファイルを編集し、以下の通りにする。
$ sudo vi /etc/shadow
root:!!:13997:0:99999:7:::
3つめのターミナルを起動しrootでログインできないことを確認する。
その後はsliceチームが用意しているSlicehost Articles: Ubuntu Hardy setup – page 1などを参考にしながら好きに設定を行う。