Webベース音楽制作アプリケーションのアイディアについて

ePiano – オンラインでピアノが弾けるサービスで衝撃を受けて以来、頭を横切るアイディアがある。

それはWeb上で音楽制作できないか、というアイディアだ。

自分の過去を振り返ってみると、BASICの時代のMMLからSinger Song Writer, Cakewalk(現 SONAR)などのコンポーサーのソフトウェアを長く付き合ってきた。その時代の流れでは、MIDIレベルのシンセ制御がPCM制御主体になり、それに伴って様々なプラグインが登場し、エフェクトも掛け易くなった。

最近こそ触りはしていないが、音楽制作における基礎的な部分、初心者がつまずく部分については何とか分かる。また、重要参考資料としてMY MUSIC STUDIOが積まれている状態にある。

この手の技術をWeb転用とする場合、課題として考えていたのはどうやって音声を鳴らすかという点だった。かつて、アプリケーションベースの音楽制作ソフトでインターネット連携できるものを作ってみたいと考えた時期があったが、”Windowsアプリケーションを作れなかった”、”Webサイト(サーバ)のプログラムを書けなかった”ことから諦めた(忘れた?)ことがある。

(類型として、LAN接続で鳴らすことができるスピーカーを考えていた時代もあったがネットにつながるスピーカー、NICTが開発の件で萎えて、音楽のLAN伝送そのものまで忘れてしまった。)

その頃の開発能力がない課題については現状では、ほぼ解決されている。Webサイト上の音声出力の点については、ePianoがRed5を用いて実現されているという話から、ある程度、解決可能であることが分かった。この流れなら、Webシンセという意味不明なものも作れそうな気分だ。

非常に面白いと感じている部分は、どれだけ作業を単純にできるか、スケーラブルな音楽制作が可能に出来るのか、についてだ。例えばSFCのマリオペイントを始めとして簡単に音楽を製作できるツールで、複雑な楽曲を再現しようとする向きもある。この流れは非常に面白くて、テキストで音楽が演奏できる、「メロディ再生記法」(MML記法)をリリースしました – はてなダイアリー日記もその1つとして勉強になる。

Webベースの音楽制作について調べたところ以下の記事が見つかった。

Web2.0と音楽の研究 » ウェブベースの音楽制作アプリケーションの可能性
Web2.0と音楽の研究 » Webベースアプリケーション

非常に面白い意見だと思う。

音楽素材、例えばサンプリング素材を皆で共有して利用できたりしたら、とても楽しい。

現状において問題だと感じるのは、ギターやヴォーカルなどの生音の入力のタイミングについてだ。ネットワークの遅延がある以上、クライアント側で音声の出力と入力の同期を取らなければならない。この点についてはタイミングが合わなければユーザーが手動でタイミングを合わせる作業が必要になりそうだ。

今すぐに試作品の製作には入れないが、1つのアイディアとして暖めておきたい。

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