Webブラウザを用いて営業情報を集約し、各部署間の連携を引き出すセールスフォースをはじめとしてクラウドコンピューティングが注目されている。ブラウザで操作することが可能なので、ソフトウェアをインストールする必要がいらず、場所、OSを問わず利用することができる点が強みだ。しかしながら、セールスフォースから顧客情報が漏れフィッシング詐欺が行われたこともあり、セキュリティの問題も問われている。クラウドがなければ業務が行えないほど依存している小企業も増えており、全ての情報がアメリカに集まる危険性を指摘する。
個人的感想。
クラウドの特徴。
- CD配布する必要がないので安価に提供することができる。
- 不正コピーを防げるので安価に提供することができる。
- 各OSごとに制作する必要がないが、各ブラウザの対応は調べる必要がある。
- ソフトウェアをインストールする必要がないので各部署で入れ替えが簡単にできる。
- ひとつの顧客に対する情報を統一することができるので、二重営業を防げる。また行っていない営業を行う検討も行える。
クラウドが受け入れられる理由。
中小企業や大企業において、営業の情報を共有するスキームがまちまちであり、ベストプラクティスをマニュアル化して共有しているとは言い難い状況にある。またPCのスペックやOSの種類が統一されているとは限らない。新しいソフトを利用するためのリテラシーが十分であるとも言い難い。
リテラシーとしてはWebブラウザは日常から利用しているので、クラウドであればインターフェースは慣れているので使いやすい。またネットワークに共有することが条件となっているので、自然に共有されていく。中小企業では勘に頼る営業よりも、ベストプラクティスであるクラウド(セールスフォース)の型にはまった営業活動を行った方がパフォーマンスが出る可能性がある。また、型ができた状態で情報を蓄積していくことで、その企業、業態に適したマニュアル化も行える。
ネットワークが必須なアプリケーションゆえに連携することが前提に作られている、またサーバにクライアントが接続するログを分析することで最適化を図っていくことができる。
むしろ中小によく売れるべき商品だろうと思う。