【マイクロソフト局地戦の戦績を振り返る】(1)規格編|Techinsight Japanの記事はなかなか面白い。
ある既に見込みがあると確認された分野にマイクロソフトが後から乗り込んできてシェアの大きさを後ろ盾に標準を狙うという戦略のもと規格戦争がいくつか行われた。
Microsoft JavaVMに関しては、現状においてもJavaが苦戦を強いられる土台を作り上げたといっても過言ではない。そういった意味では同じVMを用いた戦略である.NETにつなげる一手であり、侮れない。
現状では、Office OpenXMLが規格戦争の最前線だ。MS Officeの優位性を示すただひとつの根拠となっている。MS Officeは今までのビジネスロジックに深くかかわっており、その資産を引き継ぎざるを得ないユーザが2007を購入していると考えられる。実質はOpenOfficeで事足りるが、レイアウトがやはり崩れるしExcelと互換性のない部分もある(Excelで文章を書くなと何度言ったら)。
そんなこんなで、昔、ドキュメント管理を考えていたときも、なんだかんだでOfficeなんだなぁと思い知らされた。当時としてはSharePointが管理の最前線だったと思うが、巻き込まれた人はどうなったのか知らない。