RSSに記事全文を載せている他所のブログは見やすい印象があるので、WordPressのRSSの設定を全文表示に変更した。
Firefoxのフィードでは概要は表示されないので、Sageなどのプラグインの導入が必要。IE7ではデフォルトで概要をページに変換して見せてくれる。
IE7の概要を見たところ、段落などページ内の構造が再現されていなかったので、記事を読むという観点からは見にくいことが分かった。RSSの生成にはタグを用いるもの、用いないものがあるらしく、WordPressは後者の部類のようだ。
RSS内の概要にタグを用いてよいのか悪いのか標準化資料を読んでいないので分からないが、もし、タグを用いても良いのであれば、RSSだけ配信してしまえばいいと思う。そしてRSSを変換して(XSLT)してHTMLを生成していく方が、仕組みとして自然な気持ちがする。ブログとしてのデザインや体裁はRSSの形に合わせて提供されていけばいい。
RSSからサイトのページに誘導する理由は、アクセス解析のためだった。GIGAZINEの「詳細は以下から。」は、記事を読んだ数が分かる有益な手段だと思う。ただし読者に一手間をかけてしまう。それが障壁になっているとも思う。読者は無償で記事を読むのだから、それくらいなんとも思わないかもしれない。
メディア系のサイトはアクセス解析が命であり、RSSのみでは誰がどの記事を見ているのか分からない。よってRSSによる全文配信ではフィードバックを得ることができない問題がある。
かつて、本サイト「ぶろゲ」のトップページを記事の羅列から、タイトルのみ表示に変更したのも、アクセス解析を行いたい欲があったからだ。ブログのトップページは記事の羅列であり、どの記事に魅力があり、読まれているのか分からない。そこで個別のページに誘導するべく、トップページに記事を置くことを廃止した。
それと同時に、右側の月別アーカイブ(3月、2月などの)にもアクセスがあることが分かった。記事を一覧性の高い状態にして読みたいという需要が少なからずあることが分かってきた。よってトップページの変更は、そのような人にとって記事を読みたくなさせる要因の1つとして考えられるだろう。
そうした方々への配慮も含めて、当初RSSリーダーへの移行を促した。
RSSはサイト間の相互作用を生み出し、例えばiGoogleによってRSSの記事を利用して自分のためのニュースペーパーを作成できるようになった。一覧性という概念に対する大きな挑戦だったと感じる。しかしながら、記事の配信をRSS内で行うか行わないかの違いによって記事表示まわりが残念なことになっている。
このあたりが改善されていけば、「あたらにす」よりも面白いポータルが出来る気がする。