意地でもJavaで動かそうという試み

以前からJavaの上でRubyを動かすことができるJRubyの話を聞いていて、他の言語をJavaVM上で動かそうとするなんて、何が目的だ?と不思議に思っていたが、他にもまだ例があるらしい。

たとえば、Java 環境で .NET を動作!?の記事では、Java環境で.NETを動作させる方法があるという。Monoプロジェクトの成果を用いたものであろう。

また、同氏の記事にてJava で XAML (WPF) アプリケーションも紹介されている。WPFアプリケーションは.NET3.0の目玉であり、アプリケーションのデザインとロジックを分離するのに期待されている。JavaがXAMLに対応するとすれば、それはGUIデザインを簡単に変更することができることを意味する。

今までのJavaの弱点はJavaをインストールしてもらわなければならないこと、そして起動の遅さであったが、すでに現在のマシンでは解決の方向にあると考えている。

そしてJavaの最後の問題がGUIだと考えている。run anywhereに準じるコンセプトが、逆に利用者に不利益をもたらした例がswingだ。それに対して、いつもと同じプラットフォームに準じるコンセプトがswtだ。eclipseはswingを捨てることで市民権を得ることができた。最近のswtはWPFに対応しつつある。

そのJavaをWPFに対応させようという試みは面白い。WPFによって、デザイナーがもっとGUIに口出しできるようになれば、さまざまなプロダクトの生産性は向上すると思う。そのようなソフトウェアが出てくるのが楽しみだ。

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