倒産はネガティブな印象であるが

アスキー・メディアワークス合併方式決まる―アスキーは消滅会社:RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト) 2008/02/28によるとメディアワークスにアスキーが吸収されることになり、アスキーは消滅するらしい。

またアスキーから独立した出版社「アスコム」が夜逃げ? – ITmedia Newsによるとアスコムが業務停止しているなど、出版業界の再編が進んでいるようだ。

倒産は、その会社のやり方がその時代に合わなかったために起きるものだと思う。つまり、その会社の悪い面が顕著化し、最悪の結末を迎えた姿である。株主は投資した額を引き上げられないし、社員は安定した給料がもらえなくなる。確かにネガティブだ。

しかし倒産には、全体の和としては良い面…ある種の可能性があると考えている。まず人材が流通すること。人は人と出会うことで、新たなアイディアを発想したり、やり方を学ぶことができる。解散した社員が外部の人間とコンタクトを取ることによって回りに新しい可能性を生み出すのではないか。また解散した人材の中には新しく事業を起こす者がいるかもしれない。そうした人材は過去の失敗から学んでいるので、同じ失敗はしないはずだ。

倒産率、起業率の動向から、景気はどうだ、という判断は一概にはできない。倒産率が高いのは確かに問題ではあるが、それは古いやり方が上手くいかなかった結果が数値に表れただけであり、解散した彼らが新しいビジネスを生み出す可能性がある。

ということを、AMD64 – Wikipediaの記事中にある「DEC出身者の経験がこのプロジェクトに生かされた」という文章を読んで思った。

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