このアップデート問題はなかなか難しい。重要な問題だ。
ユーザがほしいアップデートかどうかを検討して、導入しなければならない。つまり、ユーザがほしいアップデートかどうかを検討するための材料を提示しなければならない。
その検討するための材料は何かという問題で、大分類でセキュリティフィックスかバグフィックスか、パフォーマンスフィックスかが分けられる。小分類で具体的にどんな問題を解決したのかを提示する必要がある。
さらにアップグレードして安定に動作しなかった場合、ダウングレードできなければならない。Debianを初めとするOSのパッケージ管理ではこの問題は切実で、これが出来なければOSが安定に動作しないことを意味する。OSそのものを壊してしまう。
ウィルスバスターの更新問題も同等の問題を抱えていた。一般ユーザはアンチウィルスソフトの更新は気にしない。
しかしIT管理者にとっては重大問題と認知している。
マイクロソフトのステルスアップデート問題、Windows Updateを原因とすると推測されているSkype障害、知る限り結構ある。
実際このような障害は”入れてみないと分からない”部分がある。それがこの問題を難しくしている。