テレビの世論調査の結果とその理由について聞いていると、なんとなく、世論調査とはマスコミが大衆に対してどのような影響を与えたのかチェックしているような姿が浮かんだ。その世論調査は政治や経済に関するもの。テレビが大衆に与える影響は大きい。だから、各マスコミが自身の主張が大衆に影響を与えたのか気になって調査しているのだ、と。
しかし、大衆に影響を与えるのはだけではない。その次にインターネット、口コミの順に並ぶだろうか。何を指標に大衆は政治や経済に対する自己の意思を決めているのだろうか、と考えると、やはり、テレビの影響が大きい。従軍慰安婦問題、メール問題、産む機械etcの問題は、テレビの祭りだ。もうそれは、2chの祭り。人を伝わるたびに増幅されていく。大衆の気質がそうすることを望んでいるのかもしれない。
今後は、インターネットによって、直接メッセージを伝えることが重要になってくる。小泉がメールマガジンを試して話題になったことがあったが、そうした流れを考慮したものと思える。政治家ブログもそうした直接的な手法として模索されている。マスコミの影響を排除して、直接伝えたい要求は政治家だけでなく、芸能人の振る舞いにも見られる。
マスコミのあり方は将来、大きく変わってくる、と思う。存在意義が変わる。