日本の書籍の値段が値引きされないのは再販制度のせい。
再販制度の理由は、日本全国で同じ価格で売ることができる、と言われている。つまり、都市部では割高感を感じるはず。これは結局、流通コストなのか?
読者の皆さんへ〜本の再販制度についてご理解とご協力を〜を見ると、再販制度がなくなると本屋がなくなるという。
このような古い制度は、新しいインフラが整ってくると自然と上手くいかなくなるはずで、その新しいインフラにあたるのがダウンロード販売だと思う。ダウンロード販売なら流通のコストをかなり削減できる。
この影響が顕著ななのが音楽CDで、本来ならCDショップというものはなくなってもいいはず。米国のタワーレコードの件は、そうなのか、と思うが、日本では一向にそういう雰囲気にならない。あれは単に音楽への人気が低下したからだったのだろうか。
メモリ型液晶なり有機ELなりが量産できる状況にならないと、皆は電子本を買わないのだろうなと、思う次第である。一方、携帯電話に対する電子漫画の売り上げは伸びる一方とも。ニーズは確かにありそうである。