パッシブWebについてコンセプトを固めていくうちにリアルタイムWebという概念に出会った。Twitter、Ustream、Facebookなどのサービスがそれらしい。
リアルタイムWebについて調べてみた。そして、パッシブWebの特徴である「リアルタイム」と「誰もが能動的な活動=皆が情報発信」が融合したものがリアルタイムWebなのではないか、との考えに至った。
パッシブWebでは「一部が情報発信する」に留める考えだった。「皆が情報発信」を行えるようにすることで、皆が7つの大罪の業火に焼かれるのではないか、と思ったからだ。そうでもなかった。健全にやろうと思えば健全なのだ。
リアルタイムWebについて自分なりに再度、特徴を整理することにした。他所には通じない考えなので、ここだけの話と理解してほしい。
リアルタイムWebの特徴
- 見るたびに異なる情報を欲する=リアルタイム性
- 自分の情報発信が即時に伝わる=リアルタイム発信性
見るたびに異なる情報を欲する
パッシブWebにてリアルタイム性とフィルタリングについて説明した通り。
例えばTwitterを例にとって考えてみる。
フィルタリングはフォローという仕組みで行っている。人と趣向を結びつけている。だから皆、プロフィールに属性を記述しようとする。
リアルタイム性については、フォローを増やしていくことで満たされる。例えば最低限フォローは5人以上とか20人以上とか100人以上とか、そういう指南が存在していることが、リアルタイム性のあるタイムラインに価値があるということを示している。加えて140文字に制限したことが大きい。これによって気軽さ、敷居を下げることで、誰もが短い文を吐き、リアルタイム性に拍車をかけるのだ。長い文章も、短くてもいいから少しずつ公開される方が良い。文章のばら売りだ。
twitterは自分自身、Eメールシステムの焼き直しにしか見えなかった。twitterはメールが公開されるEメールシステムである、twitterは1社のみにて提供されるメールシステムである、と。APIが公開されているのは確かに良い、良いが、それはメールクライアントと何が違うのか?
その答えが、今まで考え続けてきたリアルタイム性だった、と理解したときに、感動した。
続く。