auBoxと携帯端末向けストリーミングのWiMAXに対する次の一手を決めよう

auBoxについて、

  • 若い連中で流行っているらしい
  • モトローラ社製らしい
  • DVDプレイヤーがついている

ことを後輩に教えてもらった。

「スピーカーがついていたら、ステレオ(コンポ)の代わりに欲しがるんじゃないかな」

auBoxについては存在と存在意義は知っていたが、それ以上は調べてなく知ったかぶりを連発していたのでこれを気に勉強しよう。

ということで、調べてみた。

  • CD楽曲をケータイに転送することができる
  • スピーカーで音楽を聴くことができる
  • テレビ画面で音楽が買える(LISMO)
  • DVDプレイヤーになる
  • テレビ画面で映像が買える(LISMO)
  • 多チャンネル放送
  • auケータイムービー
  • テレビでネット(ブラウザ)
  • DVDマガジン
  • ひかりoneテレビサービス
  • 聖人向けビデオ
  • AVケーブルから簡単にムービー作成
  • ケータイから音楽の取り込み

本体仕様はこんなかんじ。

  • アンプ内蔵スピーカー搭載
  • アナログ接続による外部ビデオ入力からのエンコード機能 (QVGA対応、au携帯電話への転送可)
  • USBによる携帯電話への転送

レンタル料金:月額315円 (税込)

ああ、こりゃ、使うわけだわ。ビジネスモデルすげーわ。

  • 初期費用なし
  • 月額料金315円
  • 固定回線(KDDI)による利益回収
  • LISMOによるコンテンツ収益増加(しかも請求書は携帯電話に来る!すごい!)
  • auからのキャリア変更抑止

特にスピーカーをつけた点がいい。音は気にしないから安いネットワークコンポが欲しいという人は多いはず。またDVDプレイヤーにもなるのであれば、欲しいと思うだろう。PCを使わずにCD音源をケータイに移動したいと思っている層も多いはず。

au Boxに対して勘違いをしていた点に関する陳謝

…勘違いしていた点。15MBの取扱説明書を読んで分かった(使わないのに)。

au BOXとホームサーバについての考えのときの報道で、au Boxについて、au Boxから家庭内の回線を用いて携帯電話にストリーミングできるものだと解釈していた。

が、違うようだ。au Boxから携帯電話への音楽データの伝送はあくまでUSBで行うらしい。あら、あら、そう。

この勘違いには話題になってるストレージ著作権問題の件のMYUTAの裁判判決が絡んでいる。

MYUTAの裁判判決では、ローカルのPCからMYUTAサーバへ音楽を転送した場合、著作権複製にあたるという結果だった。その制約を抜けるにはどうしたらいいか。自宅にサーバを置けばいい、という案が浮かんだ。自宅にサーバを置き、CDからエンコードして伝送できるサービスがあれば、問題は無い。そこにau Boxの上手さがある、と前回の記事では読んだのだが、見当はずれだったようだ。

携帯端末向けストリーミング配信に関する一考察

現状においてストリーミングでデータを取得することと、大容量のSDカードにてデータを持ち歩くこととどちらが現実的だろうか、最近考えている。本日、サーバから無線LANもしくはイーモバイルの3Gを用いてS11HTに映像を伝送するという研究話を聞いた。確かにストリーミングで見ることができる点は素晴らしいが、自宅にその準備があるのなら、データカードにUSB(もしくは無線LAN)から入れて持ち歩く方が手っ取り早い。

このような携帯電話に対するストリーミングが価値を持つときというのは、リアルタイムストリーミングの要求があるときに他ならないと考えられる。例えば、テレビや電話であるが、どちらとも携帯電話網と1セグで実現されている。他にあるか?と問われても難しい。

ここまで考えてみると、携帯電話向けの映像ストリーミングは、キャリアが課金ありの映像配信を行う以外に、利益はなく、自宅から映像を送りたいという要求はそれほどまでにないのではないか、と考えられる。本日聞いた話では、監視カメラで用いてはどうかという話だったが、動体検知を行った後に携帯電話に対して画像をメールするのみでよいのではないか、と考えられる。

WiMaxと3Gについて

WiMAX(UQ)と3G(イーモバイル)について、40Mbpsで4k円ならイーモバイル詰んでるよね、という話をした。ならば、イーモバイルはどのような策をとるだろうか問うたところ、「エリアの広さ」「端末で勝負」「音声」という答えが返ってきた。素晴らしい。

確かにイーモバイルの当初の強みはエリアの広さがとんでもないスピードで広がっていった点だった。「音声」についてはドコモのローミングを受けている点だけ旨みは少なそうだ。端末で勝負、という言葉はシャープは喜びそうだ。しかしながら、端末で勝負という言葉はウィルコムでも良く聞く言葉で、シャープは大変だ!

個人的にはイーアクセスのADSL・フレッツ光に対するISP業との連携を生かした製品が出てくれば、面白くなるのではないかと考えていた。例えば、固定回線側でサーバを持ち、携帯回線でストリーミングを受けることができる製品が出てくれば、両方の利点を生かせるし、片方を解約することが難しくなる。

固定系と無線系の双方を生かしたサービスはウィルコム、UQには難しい(UQがKDDIから独立していると仮定して)。そうなれば、双方を持つキャリアは、双方の強みを行かせるサービスにシフトするべきだ。

しかしながら、先ほど考えたように、携帯電話向けの映像ストリーミングはそれほど魅力的には見えてこなくなってしまったので、魅力的に見えるようなサービスを考えねばなるまい。例えば、「携帯電話向けの映像ストリーミングでも、本日放送されたテレビ番組を帰りの電車の中でタイムシフトして見たい。帰りの電車は地下鉄だが、地上を歩いている時点で既にダウンロードは完了しているから、問題ない」。

これほどのことが出来れば、そう悪くは無いサービスではなかろうか。

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