新型iPodがすごい
時代を俯瞰して見るヴィジョナリストは、その行き着く先が見えている。見えているからこそ、一足飛びに最終形態の製品を開発してしまいそうになるが、それだけではたどり着くことができない。
そして一足飛びに進化した製品には消費者(の想像力)がついてこれない。
初代iPodは必ずしもジョブズの理想を最大限に満たしたものではなかったと思う。しかし消費者を満足させ、教育しつつ、次の開発資金を得るという素晴らしい役目を果たした。NDSも同じような役割を果たしていると感じる。
製品としてどうあるべきかが見えても、製品を進化させるためには莫大なコストと経験が必要で、通常は持ち合わせていない。それをどうやって実現するべきか、といういい手本だと感じた。