これは広まらないと思っていたもの

広まらないと思っていたのか、これは先は厳しいなと思ったのか、忘れたが、そういう思いに駆られる製品があった。大事なのは実際に使ってそう思ったのかどうかで、広まらないと信じた製品は当然買っていない。買っていないから、未来が分からなかった。

フラットテレビ
テレビの四隅がカーブしていないので変な感覚。真空管をあんな風にするのは大変だろうと。実際は液晶テレビの普及で総フラット化。

HDD、フラッシュメモリのビデオカメラ
DVテープに比較して、それほどデータが入らないHDDやフラッシュで録画するなんてどうなのさ、と。テープは交換できるけれども、HDDは交換できない。振動に弱い。覆したのは、コーデックH.264と、HDDやSDカードの大容量化。特にH.264の効果は大きい。その他の製品もH.264で統一されつつある。

H.264
これは広まらないリストに入っていた。重い。CPUで再生処理しきれないくらい。ハードウェア支援は偉大。CPUの進化も偉大。アルゴリズムも偉大。

デジカメ
CASIOのQV-30。自分撮りができる工夫が良い。撮らないけれど。解像度が低くて、使うに使えない。本気で使うには写真現像とスキャナーがセットで必要だった。でも、友人の顔をその場のノリでPCに簡単に取り込んで画像編集イタズラをして遊んだ経験は、デジカメじゃないとできなかったんだな、と。

…誰だ、携帯電話にカメラつけた奴は。

iPod
クリエイティブさんがフラッシュとか、出していて、二番煎じ、と。デザインと使いやすさ、iTunesによるPC連携はそれに勝る。色々なことを学んだ。

デジタルテレビ
地上。微妙。難視聴区域のために地上波もBSで放送。

と、本日、デジタルテレビが停波するということで、ノスタルジックに浸っている。本当に広まらなかったものを思い出そうとしても、思い出せない。デジタルラジオくらいか。インターネットラジオ、PodCast、RSSとか色々あったあの頃を思い出したい。

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